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【本を書いてる舞台裏①】出版社からお声がけと、浮かれた私と懸念と恐怖

 

________それは2024年の秋のこと。

 

当時の私のサイトには、わけのわからん迷惑メールがアホほど来ていてメールボックスを逼迫していました。

 

私「あああああなんだこれっ!大事な連絡用にお問い合わせフォーム開けてるのに」

 

こんなことならいっそ、もうお問い合わせフォームなんか閉じてしまおうか。面倒だし。そう思って心が揺れてお問い合わせフォームを閉鎖しようかなと思いつつ、でも踏ん切りがつかないでウジウジしていた時、______この連絡が来ました。

 

 

『私は出版社の者です、書籍企画にご興味ありませんか?』

 

 

 

と一瞬身構えましたが、どうやら本物っぽい。

 

う、うわあぁお問い合わせフォーム閉じなくて良かったっ!ギリセーフ!何度も何度も閉じかけてはなぜか指が止まって思いとどまり、を繰り返した甲斐があったといもの。

 

 

 

______お問い合わせからご連絡をいただいて、とりあえず一度お話しする機会を、と言うことで日程調整をした、その数日後。夢を見ました。

 

 

私(……どうみてもこれ、書籍の企画打ち合わせだ。なんかオフィスで会議してるぞ私。どこだここ?)

 

 

ただ、まあ、これも単なる夢の可能性も十分ありますし?なんなら、出版社からご連絡をいただいて浮かれて舞い上がった私が脳内で願望を映像化して「ぐふふ……」つって見た夢な可能性も十分あるし?これを予知夢だとか言って現実と紐付けて解釈するのは浮かれすぎです。

 

それと当時の私は産後間も無い時期で、家には生まれたての赤子がおりました。_____自分が今後どうなるのか、全くもってわからない状態です。

 

色々考えてみて、とりあえず、

 

私「うん、取らぬ狸の皮算用だな!あんま期待せんとこ!」

 

と、わかりやすい予防線をバッチリ引きつつ、ワクワクする気持ちを控えめに抑えつつ企画会議まで過ごすことにしました。

 

 

 

 

 

懸念したこと。著者って肩書きが怖い

 

さて。

実際にお声がけいただいてぽよぽよ浮かれていた側面もありましたが、一方で、ひとつだけ真面目に懸念したことがありました。

 

 

私(もし出版してしまったら、私、著者になっちゃうんだよな……)

 

 

これが私の中で唯一、大きな引っ掛かりを覚える点でした。そう、著者になりたくないんです。正確に言うと、『著者』という肩書きに抵抗がある。てか、怖い。

 

本は書きたい。出版もできるならしたい。でも、著者という肩書きはなるべくなら欲しくないし要らないし、あっても不自由になるだけだからなるべくなら避けたい。

 

・出版しました

・著者になりました

 

_____これをなるべく言いたくないのです。それはなぜか?それは、世間一般のイメージとして「本を出版しているひと=なんかすごそうなひと」っていう、いらん先入観を持たれやすくなるから、でした。

 

 

先入観は、実際の私とイメージ上の私に溝を作る

 

この「すごそう」のイメージを周りから持たれることが、すごく嫌。なぜなら、私は自分をすごくないと思っているし、実際大したことないからです。

 

この溝。(なんかすでに勝手に溝が出来つつあるようにも感じますが、)それがさらに顕在化するのがクッソ怖いのです。

 

この著者という肩書き、まるで魔法のような印象操作の効果があるんですよね。「すごい人になる」ことを目的とした自己ブランディングの一環で出版し、「本を出版した、著者である」ということを肩書きを欲する人もいるほどに。

 

「著」の漢字には「書きあらわす」という意味のほかに「目立つ、はっきりしている」みたいなニュアンスがあります。英語にするとauthor、その語源は「権威」です。本を出すのは権威のある人がすることだ、というイメージが、まさに言葉にも現れています。明らかに私には分不相応です。

 

 

 

私(……いや、でも本は書きたい。普段同人誌を描いてるけど、一般向けのも書いてみたい。経験として、通ってみたい道ではある)

 

 

言及することで、意識の中に刷り込まれてしまうというリスク

 

さいしょは、この懸念を持っていること自体、口を閉ざしてブログに書かないようにしよう、と思っていました。

 

その話題に言及することで、かえって読み手にそれを意識させては元も子もないからです。ただ。

 

私(その話題に触れなければ、その錯覚を持ってしまった人に「それ錯覚ですよ」と訂正する機会を失うことでもあるんだよな)

 

私が話題に触れようが触れまいが、錯覚を持ってしまう人は現れるでしょう。話題に触れないことが消極的な守りの姿勢であるとすれば、あえて話題に触れることで積極的な守りの姿勢をとれます。

 

 

 

市民が発信する時代

 

(※思いっきり自論です)

 

昨今、出版の機会がどんどん一般に開かれてきています。これはもう事実として、市民が何かを発信する時代になったことが背景にあると言えるでしょう。

 

何かの権威やプロフェッショナルじゃなくても、SNSやネットを通して発信できる。kindleなどの電子媒体なら、原稿データを作って(多少面倒だけど)色々と手続きを踏めばリスクなしで書籍として販売することができます。

 

そもそも、書籍すること自体のハードルがより低くなって、機会が市民に開かれてきているように感じます。だから私にもお声がかかるわけです。実際、出版社の編集さんも私のXの漫画を見てご連絡下さったとのことで。

 

 

つまり…?

 

 

 

私「今や!普通の人でも出版の機会に恵まれる時代だ!よって、本が出るからと言って私の何かが変わることはない!」

 

知ってるでしょ、出版したから正しい情報を発信してるってわけじゃないこと!いろんなネットニュースとかで話題になったりしてるでしょ!_____依然として、私は脳内妄想を垂れ流してる頭がおかしい狂人か、はたまた悪霊に唆されておかしなことを言ってる哀れで滑稽な人間である可能性、あるからね!!!!

 

 

 

 

 

 

 

さて、……お分かりいただけるだろうか?

 

 

こうして必死に「商業出版をしてみても箱白の本質はなにも変わらない」と声を大にして言っている、もう一つの理由を。

 

 

要するに、

 

 

こう思われるのが怖いんだよ!!(ど偏見)

 

???「……あーあ。やっぱりスピ系のひとってなんだかんだ言って有名になったら出版したがるよね〜。箱白さんもやっぱそっちかあ笑」

 

???「同人誌大好き!って言ってるけど、商業出版の方に行くの?もう同人誌は出さないの?」(答え:出します)

 

何を隠そう、私はこういうスレた発想もする性格なのでこう思われる可能性もあるなあってめっっちゃ思っちゃうのよね。多分杞憂なんだけど。でも思っちゃうのはしょうがない。

 

しかし、しかしだ。

 

一方で、この機会は私にとっていずれ超えねばならない課題とかなり良い条件で対峙できる機会でもありました。

 

____自分は初心者向けの発信が苦手である、という大きな課題と。

 

 

 

 

本を書いてる舞台裏ブログ、順次公開します〜

 

 

 

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