箱白

使命ってなんぞや?【定義と条件編】

「私にこの世ですべき使命や役割ってありますか?」というご質問を霊視の場でよくいただきます。

 

しょーーーーじき、人による。

 

ある人もいるし、ない人もいる。こればかりは「こういう人はこうですよー」みたいな類型があるわけでもないので、バシッと言えるものじゃないんですが……

 

しかし考えてみれば「使命」って、なんてふわっとした言葉でしょう。

 

使命とは何か?その定義は?___そう聞かれてバシッと説明してる人って意外と少ないんじゃない?しかもこういうスピリチュアル的な概念だと特に、『私はこれこれこういうことを使命だと捉えています』っていう主観的な解釈が強い側面もあるわけです。

 

自分に使命はあるのか?それはなんなのか?を考えるより先に、まず大前提として使命とはなんぞや?っていうのを考えないと、始まらないのでは?

 

そういうわけで、ここでは以下の定義と捉えることを前提に「使命」について書いてみます。

※あくまでこの記事を書いている私は使命をこのように捉えていますよって話ですので、主観です。他の人の定義と一致するか保証はありません。

 

ちなみに、この記事の内容はだいたい『使命ちゃん』から聞いたことの受け売りです。

 

※書いてたらいつの間にか10000字くらいになってたので、一旦前編として出します。時間があるときに読んでね!

 

使命とは(定義確認)

この記事における「使命」を、まずはしっかり定義しておきます。

 

使命とは、その人がその人生において一貫したテーマで行う活動及び習慣、働きであり、以下の条件をそろえている営みを指す。
①自分の益となること
②他者の益となること
③世界の益となること

※益:役に立つこと。利益になること。発展性があること。

 

これだとなんだかとても壮大な感じなわりにピンとこないと思いますので、どういうことかを詳しく書いてみます。

 

益ってなんだ、益って。

 

①自分の益となること

 

ほら最近よくあるじゃないですか、『好きなことを仕事にしよう!それが使命です!』っていうフレーズ。これはどういうことかというと、要するにその行いによって自分にとって良い状態になる、良い影響を受けることができるってこと。

 

好きなことを仕事にできたら、ハッピーでしょ?っていうものすごくシンプルな話です。

 

ただし、「益となる」_____この言い回しをうちの高次はよくするんですが、これは人間目線の「利益」や「幸せ」とはちょとニュアンスが異なります。人間目線での楽しさも含むけれど俯瞰的に見て「これは本人にとっての学びになる、人として豊かな精神を持つ者に成長できる、本人が幸せになるために必要なことである」←こっちの方が重視される感じね。

 

それとこれもよく聞く話ですが、「自己犠牲はだめだよね」っていうアレ。自己犠牲で自分が損をしたり我慢したり、自分を蔑ろにした状態で何かをすると、この①の条件を満たさないことになります。なので「使命だから」という理由で自分のことを後回しにするのは本末転倒ってことになります。

 

使命ちゃん「自分が我慢すれば丸くおさまる、とか、自分のことは後回しにしてみんなを助けなきゃ!とか、そういうのをしてるとどんなに素晴らしい活動をしていても、使命にはならないね」

 

私「これ、結構みんな陥りがちなところだよね。ついつい目の前の人を助けることを優先して気づいたら自分がボロボロになってたりさ」

 

使命ちゃん「それだと人助けにはなってるかもしれないけど、使命としては不十分だね。応援できないなあ」

 

 

②他者の益となること

 

ここでの他者とは、自分が関わる人のことです。特に親しい人や、身近にいる人。直に接する相手を指します。

 

関わる人の助けになりたい、誰かの役に立ちたい____そんな気持ちで自分の使命を探す人は多いみたいですが、その場合はこの②を特に重視することが使命を探す動機になっている、ってことですね。

 

ただ、ここもポイントとなるのはやはり「益となる」という考えかた。すごーーーくややこしいんですが、これは「他者を喜ばせて、感謝される」という意味ではありません。

 

①の「自分にとって益となる」では「自分が人として豊かな精神を持つ者に成長できる、本人が幸せになるために必要なことである」という意味でしたが、それがここの②にも当てはまるわけです。

 

使命ちゃん「誰かの役に立ったり自分の心遣いを誰かに受け取ってもらえると、感謝のフィードバックがもらえて嬉しいよね。もちろん本質はその通り。でも、その感謝をすぐに得られるとは限らないんだよね」

 

例えば、相手の間違いを指摘して適切に叱ること。短期的な視点で見ると、これは相手にとってしょんぼりするような出来事になります。だからそこに相手の喜ぶ顔はないし、感謝の言葉もない。もしかしたら嫌われてしまうかもしれません。

 

でも本人の人生を俯瞰したときに「あそこで叱ってもらえて幸いだった」____相手がそう気づくタイミングがやってくるかもしれません。その場に必ずしも自分が立ち会えるとは限らないけれど。ていうか、普通に数年後、何十年後とかになることもある。なんなら自分が歳をとって死んだ後かもしれない。

 

しかしそれも「益」のうちに入ります。

 

使命ちゃん「相手に感謝されたいから、役に立っている実感が欲しいから、っていうのをモチベーションにするとここで躓きやすいね」

 

私「自分からは結果が見えないからね。それでも相手の益になるって確信して揺らがずにいられるかがポイントになりそうだね」

 

使命ちゃん「うふふ、そこも中庸だよお?確信して揺らがずにいることと、自分のスタンスに固執することは別だからねえ」

 

私「ああああ、もおおおおおお、また難しいこと言うううう」

 

③世界の益になること

 

世界っていうとなんか規模感が大きくてアレなんですが、カジュアルに解釈するなら「社会」「自分は直接関わらないけど巡り巡って繋がっている誰か」みたいな感じでしょうか。

 

最大の特徴は、自分からは全く観測できない誰かの益になること、そして益を受け取る誰かもこちらのことを知らない、ということです。

 

つまり人間目線だと超無関係!縁もゆかりも全くないから仮にどこかですれ違ってても全く気づかないよ!って感じの人たちのこと。

 

私「それって可能なの?」

 

使命ちゃん「シンプルな例だとこんな感じかなあ」

 

【例】

まず、AさんがBさんに「こういう時はこうすればいいんだよ」とアドバイスをする。

それがBさんにとってものすごく効果があった。Bさんは困った時の対処法を一つ学んで、身につけた。

その後、Bさんはかつての自分と同じ悩みを持つCさんと偶然出会って、Cさんに「私はこういうときこうしてるの」と伝えた。Cさんもそのアドバイスがとても役に立った。

 

使命ちゃん「このとき、AさんとCさんは全く面識もないし関わりがないんだよね。だからAさんはまさかBさんがCさんにそんなことを伝えてるなんて知らないし、Cさんも実はその方法がAさんから発信されたものとは知らない」

 

元々の発信源を離れて、より益が伝播していく流れが生まれること。②で益を受け取った誰かがそれをお隣さんに分けていくこと。これが世界の益、ということだそうです。

 

条件は全て揃っていなければならない

 

さて、ここでポイント。

 

使命ちゃん「この①②③はねえ、全部揃ってないと使命とは言えないんだよねえ。一個でも欠けるとそれは使命として不完全なの」

 

私「どれかに当てはまってたらOKってことじゃないのね。全部かあ」

 

ちなみに、使命として何か具体的に活動をする中でどうしても高次からの支援(エネルギー予算)をいただきたいこともあります。

 

そこで必要になるのが、この3つが揃っていることの申告。「この①②③が全て揃う活動をします。それぞれ具体的にこのような効果を見込むことができます。なので予算ください」って感じでプレゼンをするわけです。

 

高次側も、この3つがきちんと揃う見込みがあるか、そりゃもう徹底的に確認します。こちらの申告で足りないところやもうちょっと具体的に詰めた方がいいかなってところがあれば、それを考える機会や出来事が現実の世界でやってくるでしょう。そこで自分なりの答えを行動で示す必要があります。

 

使命ちゃん「使命って、いきなりハイあなたこれから使命スタートよ!って感じで始まることはほとんどないの。だいたい試験期間があるから、そこでその時の自分にできるベストパフォーマンスを出せるかどうか、真面目に取り組めるかどうかが大事よ」

 

私「しゅ、就活か…?」

 

使命ちゃん「うん、使命って仕事みたいなものだもん」

 

使命って意外と臨機応変

 

さて、「使命ってなんかすごく仕事感強くね?」って感じになってきたところで。

 

使命ちゃん「使命ってねえ、持ってる人とそうでない人がいるけど、使命を持つ場合でもいろんなルートがあるのよねえ」

 

ここでは3つのルートを紹介しようと思います。

 

①生まれる前の段階で決めてきてる「使命」

 

生まれてくる段階であらかじめ「こいういうことしよう!」と使命を設定して生まれてくる魂も、いるにはいます。ただ、ここにはものすごく大きな盲点が。

 

使命ちゃん「この場合の使命って、あくまで『予定』として決めてくるものなのよ」

 

えーー、旅行に例えるとこんな感じです。

 

ヨーロッパ旅行で各国のいろんな美術館を巡るぞ!そう意気込んで、いざ現地に到着した私。
予定通り美術館に行ければ良いんです、それで。

 

現地ガイド「あ、ストライキで休館になってますね」
私「?!?!」

 

予期せぬアクシデント発生…っ!

さてどうするか。従来の予定を変える必要に迫られた。

ストライキが終わるのを待つか?それとも当初の予定とは別の美術館に行くか?もしくは美術館巡りをやめてショッピングに切り替えるか……?

 

しかしここで立ち返るべきは「自分はそもそも何のために美術館めぐりをしたかったの?」って部分。見たい絵画があった?それとも話題の場所を制覇してみたかった?その目的に立ち返り、その内容によって今後とるべき対応がわかってきます。

 

見たい絵画があるのなら、その美術館に行くしかない。であれば、待つしかない。そのためにはホテルの滞在期間を延ばせるかとか、交通機関の予約を変更できるかとか、そういう具体的な対応が必要になります。

 

話題の場所を制覇するのが目的なら、別の話題の場所に行くのも良いでしょう。近くには、もしかしたら有名なビーチがあるかも。ランドマークがあるかも。レストランがあるかも。情報収集が必要になるでしょう。

 

最も大事なのは、その旅行そのものを楽しむことを諦めない。何もできなくて残念だった、で終わらせない。だって楽しむためにせっかく旅行に来たんだから。

 

 

____この考え方が、使命にも当てはまるようです。

 

生まれてくる前の魂状態の自分は、別に全知全能の神様でもなければ未来を全て知っている存在でもなく、ただただ一人の個人の魂でしかありません。つまり、実際に現地___地球に生まれてみないとわからないことだってたくさんあるわけです。魂だけの状態で「きっと地球はこうだから、こういうことができるだろう」と考えていたことでも実際は無理でした〜、てへ!なんてことだって普通にあるある

 

でもね、そこでがっかりするのは早い。

 

使命ちゃん「たとえばねえ、『私の使命は絵を描くことだ!』って思って絵描きになったけど、ある日手を怪我しちゃって絵筆が持てなくなっちゃって。もう何もできない…!ってなったとするでしょお」

 

私「それは辛いね…」

 

使命ちゃん「でも、絵を描く目的に立ち返ったら『自分の感じた情景を伝えていろんな人にインスピレーションを与えること』だったの。だから絵を失ったその人は、歌を歌うことにしたの。技術の習得は大変だし気持ちを切り替えるのは大変だったけど、でもその人は歌手になった____この目的こそが使命の本質だった、ってことなの」

 

人間目線では元々のキャリアから大きく路線を変えたことになるけれど、使命の本質は全くぶれていない。むしろより本質に近づいたとさえ言える。これこそが使命の「一貫したテーマ」ということになる。

 

使命とは、その人がその人生において一貫したテーマで行う活動及び習慣、働きであり、以下の条件をそろえている営みを指す。

 

使命ちゃん「こういうのが、生まれもった使命だね。何があってどう転んでも本質は全く変わらないのよ。そのための手段は予定とはだいぶ違ったかもしれないけど、これはこれでアリ、にするの」

 

 

②上から与えられる「使命」

 

さて、きっとスピリチュアル好きな人がイメージする「使命」ってこっちかな?と思うのですが、霊的な存在から依頼されたり選抜されて受ける仕事、としての使命もあります。どうやら最近はマイナーになりつつある形態だそうです(これはうちのハイヤー談)。

 

このときの「上から」は、自分自身の魂ではなくあくまで他人です。よくあるじゃん、神様に呼ばれるとかお告げがあったとか、そういう系です。

 

使命ちゃん「人間社会でも、お客さんから頼まれてお仕事することあるよね?そのお客さんが人間じゃなくて霊体になるってことだね」

 

つまりクライアントワーク業務委託とか受注ありきで動く、みたいなイメージです。接客業ともいうかもしれません。

 

私「…し、仕事だ……人間の世界の仕事とあんまり変わらない…っ」

 

ここでポイントになるのが、そのお客さん(霊体)は必ずしも自分の都合まで考えてくれるほど余裕がある大人な存在であるとは限らないということ。____いや、だってそうじゃん人間の世界だって。店員さんの事情も考えて接してくれるいいお客さんもいるけど、中には自分勝手な要望ばっか言うお客さんもいるじゃん。そういうことです。

 

使命ちゃん「お客様はみんな神様〜〜なんて言ってたら人間側が疲れちゃう。断る時は断るし、受注する前に自分にとってデメリットが大きい依頼になってないかどうかを見抜ける技術とか知識が必要だね」

 

私「わあ……現実的」

 

使命ちゃん「だってお仕事だもーん」

 

もちろん、相手は人間ではないので霊体の世界の常識や高次の存在の理論を土台に依頼してきますから、人間の常識に沿って考えてくれるとは限りません(人間側の常識を踏まえてくれるのはすごく親切な方や、人間として生まれた経験があったり人間と普段から関わりのある存在のことが多いように思います)。

 

どこまで相手の都合で動くのか?どこまで人間の世界のルールを適用して対応するのか?そのあたりの自分なりの基準を模索する必要があるでしょう。

 

使命ちゃん「あとは特定の高次の霊体が雇い主になることもあるね。これは業務委託というより雇用に近いかな?」

 

雇用主と労働者の関係になる場合もあるみたいです。もうほぼ会社じゃん………

 

使命ちゃん「この場合も、ものすごく真剣に慎重に考えなきゃね。人間の世界でも転職するのって結構大変みたいだけど、霊的な存在との契約変更とか解除もかなり大変だから

 

私「ああ〜……雇用契約ってことになるわけか」

 

使命ちゃん「人間風に言うとそういうことになるかな?大事なのは、契約する前にきちんと内容を把握すること。契約書をちゃんと読まずに『大丈夫だと思う!』ってサインしちゃって後から問題が出てくる、なんてことになったら面倒くさいもんね

 

私「人間の世界でもよくあるトラブルじゃんそれ」

 

使命ちゃん「よくあるね。契約を持ちかけてくる存在には、用心に用心を重ねてね。良識ある存在なら契約の重みを知ってる分無理強いはしないし誘導もしない。『今すぐ契約しないとあなたの損になる』とか言わないからね」

 

私(それアレじゃん、詐欺の典型パターン…)

 

使命ちゃん「選択権はいつでも自分にあると思ってね」

 

ちなみに、私個人としては高次や霊体と契約を結ぶのは非推奨です。あと、契約というフレーズを使わなくても「約束」とか「絶対にこうします」みたいな誓約も、安易にすべきではないでしょう。

 

一応私自身のことを書いておくと、ラフマド商会さん(という宇宙系の霊体の組合)と業務提携をしているということになっていますが、あれも一種の契約です。ただし、かなりゆるめ。

 

というのも、ガチガチに契約で固めることで将来的に自分の不利になるリスクがあるのはノーサンキューだったので、契約の内容に「人間としての私とラフマド商会の考え方や方針にずれが生じたり、なんらかの理由で契約継続が難しくなったら、業務提携を自動解除する。両者はこれを受け入れる」という条項を入れてもらいました。

 

ラフマドさん側も「方針が違うもの同士が一緒にいても苦しいだけですからねえ。いいですよ、ではそのように」と快諾くださいました。

 

問題が起きるのは、いつだって契約内容を実行できなくなったときです。そうなってしまった時に困らないように、契約終了の条件は必ず確認すべきでしょう。また、契約内容を守れなかった場合のペナルティの有無も必ず確認した方がいいです。

 

まあ私の場合は雇用契約ではなかったものの、相手が高次の存在だろうがなんだろうが、契約の内容を両者で協議して互いに不利にならないようにデザインする手順が踏めなければ、そもそも契約を結ぶのはリスクしかありません。すると必然的に、相手と意思疎通ができて、かつこういった事務的なことを冷静に判断できる土台を自分の中に作っておく必要があります。

 

 

 

 

 

私(うわーーっフリーランスで働くにあたって法的なことと契約書の作り方とか真面目に勉強しておいて助かったーーっ!まさかここで活きるとは…っ)

 

使命ちゃん「無駄なことなんてないよね!」

 

 

ちなみに(補足)

ハイヤー姉「ここで私から補足させておくれ。契約の内容には、ときに人間には明かせぬ条項というのがある。我々には人間に明かしてはならぬ情報というのがたくさんあるので、それに抵触する条項は黒塗りになる可能性があるわけじゃ」

 

私「わあ、それは裏を返せばいくらでもそっちが後出しジャンケンできちゃうってことだね。あぶな」

 

ハイヤー姉「高次側はそれが人間側にとってとんでもないリスクであることを自覚せねばならぬし、そのリスクをカバーできるなんらかの対策を共に考える義務がある。当然のことじゃな。ただし、そなたが第三者と契約を結ぶ際は私からはその内容が全て見えている。___私は人間ではないのでな。まあ、そなたに伝えることはできぬが」

 

私「なるほど」

 

黒塗り箇所が出てくる場合の人間側の対応は、私ならこの三択かなあ。

①そもそも黒塗りがある時点で信用しない。契約は見送り。
②黒塗り箇所についてハイヤー側と協議(自分のハイヤーセルフと完全に意思疎通ができていることが条件)のうえ、全て自己責任だと腹を括る。
③黒塗り箇所が自分にとって不利益になる場合、クーリングオフみたいに一方的に契約を解除できる仕組みがあるかどうかを確認。

使命ちゃん「どっちにしても、考え方は人間の世界の常識とあんまり変わらないよ。困ったさんなお客さんは出禁にするし、ブラックな職場環境なところは選ばないようにする、とかね」

 

③自己推薦型使命

 

最後にご紹介するのは、最近の流行りの「自己推薦型」

 

生まれてきた時点では使命は持っていなくても、人間生活を送っている途中で「こういうのやりたいな」って思うことってあるじゃないですか。それです。

 

高次の存在に対して自己アピールすることで、本当にそれが使命になる(もしくは、なってしまう)パターン。ただ、うっかり事故も多いのがこれ。諸刃の剣でもあります。

 

採用されるかどうかは人間にはわかりません。が、就活の面接でよくある自己アピールのようなものを高次の存在に対して行うことで「じゃあ、試しにやってみる?」と機会をくれることがあります。

 

ただ自分の気持ちだけで「これをやりたい!」だと、採用される可能性は低いでしょう。「御社に入りたいです!」だけだと自己アピール力が足りないとみなされるのと同じです。だってそれ、自分の願望ってだけだもの。

 

ここで必要なのが、先ほどの「使命の条件」を踏まえること。

①自分の益となること
②他者の益となること
③世界の益となること

 

自分がその活動を行うことで、①②③全てを実現できる見込みがあります。具体的にはこれこれこうです、と明確に主張できること必須条件です。

 

この時の高次の存在はいわば投資家、そして人間はベンチャー企業を立ち上げる新人社長です。

 

見込みがあるかどうかを判断するには人間側の意志の強さと覚悟、そして発言内容を実現できるだけのスキームを持っているかどうかがどうやらポイントのよう。そして、上がそこに融資するか否かを考えるってわけ。

 

ハイヤー姉「ふわっとした理想ばかり語っていては、実際に実現可能かどうかを判断できぬのでな。『実現させたいので協力してください』では足りぬ。『実現できる見込みがあって具体的にはこういう感じなので、いま私に投資しておくとあなた様を含む全ての存在にとって益になりますよ、いかがですか?』なのじゃ。自己アピールとはつまり、お願いではなく提案である

 

使命ちゃん「使命は、お願いして与えてもらうもんじゃないもんねえ」

 

私「あくまで提案、ね。確かに私のときもそんな感じだったわ……」

 

かく言う私も、この仕組みを知らず「こういう仕事したいんですよねえ、もし叶ったら面白いものお見せできますよ」と世間話のノリでうっかり神社で祈ったことがありました……。

 

・自分の得意なこと、できること、強み
・今までやってきたこと、試してみたこと(実績)
・今後やりたいこと、目指す方向性
・自分にできる価値提供(さっきの3つの条件)

 

この4点は押さえとくといいかなと思います。で、なんならこれらをスラスラと頭の中で文章にして説明できるくらいにまで自分の中にしっかり落とし込んでおくくらいに、自己理解を進めておいた方がいいでしょう。

 

ちなみに世間話のノリでこういう感じで祈ったところ、同人誌を書いたり霊視したり〜みたいな仕事をしています。無自覚で自己PRしてた……

 

そしてその時の私はうっかり「イラストとか漫画とか文章で、難しいことを解説するみたいな仕事したいんですよねえ。いや〜分野はなんでもいいんですけど」みたいに肝心な分野を指定せず丸投げしてたんですよね……

 

私「スピリチュアルの分野で、とは一言も言ってないんだけど」

 

ハイヤー姉「スピリチュアルの分野は除外、とは一言も聞いておらぬが」

 

なんてことがありました。自己推薦型を望む方は、ちゃんと細かく具体的なところまで詳細を詰めておいた方が事故らなくて済むと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

関連情報

コメントは受け付けていません。

特集