ありのままの自分を受け入れる、とはよく聞くフレーズ。

スピリチュアル的な本や情報にもよく書かれてるフレーズです。

 

しっくりくる生き方をするための第一歩であり、最大の難関だとも思います。

アナと雪の女王の主題歌「Let it go」が「ありのままに」と翻訳されたのも、きっと風の時代的な生き方がこれからは主流になるよ！っていう予兆のようでした。

 

が。

 

いやーーーでも正直さ……？ありのままの自分、割とえぐいよね。

全然美しくないんだけど？

ありのままの自分、って言うとなんかいかにもキラキラしてて素晴らしい姿なんだろうなって想像してたけど私個人のケースだと、ありのままの自分を探す道のりでとんでもねぇモンスターが出現して「こ、これが私ーー！？チェンジ…ッ！」ってなった。うっ、チェンジしちゃあかんのよ、向き合うんよ私…っ

— 箱白@次の同人誌どうしよっかな (@white_cube_1_) January 18, 2023

 

アナ雪のエルサみたいに、レリゴーで変身するのが美しいドレス姿の自分だったらどんなにうれしかっただろう。自信に満ちた、自律した自分だったらどんなに嬉しかったことか。

 

でもさーー、実際の自分を見てみたら想像以上に醜いんだよね。きったない。ドロドロ。見たくもない。

 

解放された美しい自分が登場するかと思ったら、なんかいかにも関わっちゃいけなそうな凶悪なモンスターが出てきた感じ。

 

こ、これ？これが自分？？できれば見なかったことにしたいんだけどな……って。

 

 

 

ありのままの自分はモンスター?

 

しかもこのモンスター、何が最悪って自分がいっっちばん嫌いな要素を煮詰めて凝縮してかためたよ、みたいな性質ばっかり持ってるんですよ。

 

たとえば普段「他人の悪口を言う人が嫌いだから、私は言わないようにしよう」と思っていても。

そいつは口から人への悪口を垂れ流してるわけです。普段自分が頑張って我慢して言わないように己を律しているのに、そいつはお構いなし。

 

なるべく人には親切にしたい、優しくありたいと思っているし実際にできる限りをやってるつもりでも。

そいつは困ってる人を無視して通り過ぎた自分を正当化するために、「仕事に遅れそうだったから」「隣の人が動こうとしてたから」とやらない理由をすらすら言い並べます。

 

モンスターはゲラゲラ笑います。「何自分を抑えて殺して、良い人ぶってるの？」

 

このモンスターの言葉も、ある意味で共感できる自分自身の心です。気持ちです。本音です。すごくよくわかるので、思い当たる節があるので、否定できない。

 

モンスターは主張します。

「自分こそが本当の自分。隠してきた本音。本当に認めてほしかった自分自身だ。お前なんて、取り繕って上部だけ大層なこと言ってる仮面みたいなものじゃないか。お前こそ偽物だろ、引っ込め！」と。

 

 

 

…こいつがありのままの自分というのは、さすがにちょっと酷すぎやしないか？

 

 

 

さて。このなかなかに困ったモンスター。もしもあれを本当の自分ってことにしたら、多分人格が破綻します。

すんげえ悪人になると思う。自分はそんな人になりたくない。

 

 

 

…。

はい。

ふたつの相反する主張が出ました。

 

ここで高次目線に切り替えましょう。
ハイヤー姉さん、解説をお願いします。

 

【注釈】

ここからの記事は、

私のハイヤーセルフ的存在のハイヤー姉さんの見解です。

チャネリングでなんとなーく聞いてみたことを編集し、

まとめて言語化した文章です。

 

ハイヤー姉さん

書き手のハイヤーセルフの立ち位置にいる。

口調は古風な姫キャラ設定。

 

 

見解　（byハイヤーセルフ）

 

ハイヤー姉「おやおや、何か勘違いをしておるようじゃなあ。そなた『ありのままの自分を受け入れる』を『未知なるすばらしき自分に変身する』と捉え違えておらぬか？れりごーと歌って城が出現して美しいドレスを纏った姿になると思っておらぬか？

 

ありのまま？ありのままでない偽りの姿など、どこにあるのじゃ。

本当なら悪口も言いたしい不平不満もタラタラな自分も、ありのままである。そして、それをなんとか律して心を平穏に保とうと努力するそなたもまた、ありのままである。

 

ありのままを受け入れるのは、今までの取り繕った仮面の自分を否定することではないぞ。

 

良い人になり体面を保とうと虚勢を張っていた自分は嘘の自分であったなど、とんでもない。

 

すべて本物である。どの自分も、どんな自分も、本物である。その仮面も自分自身であるぞ。否定できるものなどない。

 

これ、仮面のそなたよ。ありのままを受け入れる〜とか大層なことを申しておきながら、いざモンスターが出てきたら「認めたくない、受け入れたくない、見なかったことにしたい」とは何事か。そんなことを言うからモンスターが不貞腐れるのじゃ。ありのままの自分になりたいと心底願うのであれば、まずはこのモンスターと仲良くせい。モンスターを無視して仲間はずれにするのはやめよ。

 

これ、モンスターのそなたよ。言いたいことを撒き散らすのは時と場所を考えて、他人の迷惑にならぬ工夫をせよ。マイナスを上手く賢く発散する方法を学び、賢明になるのじゃ。その方法は、取り繕うのがうまい仮面のそなたが教えてくれよう。仮面が邪魔だからと言って木っ端微塵に叩き割ろうとするでない。仮面は仮面で、理想の己や生きやすい姿になりたくて努力しておるのじゃ。その努力を否定するでない。

 

ありのままを受け入れるとき、仮面のそなたはモンスターのそなたと仲良くすることになる。そして同時に、モンスターのそなたもまた仮面のそなたを認めることになるのじゃ。

 

両者よ。片方がもう片方に受け入れられるだけでは、いずれ「私はあなたを受け入れてあげたんだから」と高慢に陥る。仲直りとは、両者が互いを許すことで成立するのだからな。

 

受け入れるのと、受け入れられるのは同時に成されてこそであるぞ」

 

 

 

それまでの自分を脱ぎ捨てて否定した先に

 

えーーー……

 

その今までの仮面を叩き割って木っ端微塵にして「おりゃー好き勝手やらせろー！」とモンスターを召喚させてしまった私にとって、たいっっへん胸の痛い話でございました。

 

姉さん！はやく！それを！言ってよ！数年前くらいに！！！

このネタバレ、なるべく早く知りたかったんだけどな！！！

 

ハイヤー姉「そなたは失敗から学ぶとよおおく記憶に残る性格じゃからなあ。ふふふ」

 

…おかげでえらい目にあいました。

劇的に変身するのは、きっと人間ならみんなもってる願望だし、夢だと思います。だってその方がかっこいいじゃん。それにスッキリすると思う。

 

でも、だからと言ってそれまでの自分を否定するのはやりすぎだよ。

何事もほどほどに。ちゅーよー！（中庸）

 

 

 

 

ちなみに、見事自由を勝ち取った私のモンスターはすっかり毒素がなくなり、二度と仮面の自分を生み出すまいとしてました。

 

……しかし。新しく生み出すことはなくても、かつて自分がぶち壊した仮面が実は残ってたんですよねーーーー残念！完全に抹消したつもりだったんだけどなあ！笑

 

ハイヤー姉「ほほほ！仮面を抹消？させるものか！！仮面のそなたもまた、大切な大切なそなた自身じゃ。粉々になった破片をわざわざ拾い集めて保管しておいたのじゃぞ、感謝せよ」

 

そして木っ端微塵にされたはずだった仮面はそのあとどうなってたかというと。

……実は、新たなモンスターになってたんですよおおおおびっくりだよねえええ！？

 

「あれだけ生きるのに必死で頑張って努力して仮面を作ってたのに、その努力を否定するなんてテメェゆるさねぇぞ！誰のおかげで今まで生きてこれたと思ってんだ！ぶっ殺してやる！」の恨み辛みモンスターになってました。

わお。なんてこった。

 

 

 

えーー…一度れりごーしようとして「受け入れる」を失敗した私が次にするのは、元モンスターが元仮面を受け入れる、そして元仮面もまたモンスターを受け入れるってやつです。

ひええ拗らせた分、思考の整理が大変だぜ！ハハッ！

 

 

 

 

【人生攻略考察とは】

人間としての人生をどうやって生きるか、

攻略法の研究と考察をする試みです。

主に自分の失敗談またはハイヤーセルフからの

チャネリングの情報をもとに書いています。