願望の本質と向き合う。相反する欲求とその目的は?【ばっちこい精神修行、思考法と解釈の章】
前回のブログを読んで下さった方、きっとこう思った方も少なくないのではないでしょうか?
これが精神を鍛える修行になるのか?ただの思考法の話じゃん?と。
ハイヤー姉「メントレは続けることに意義がある。何事も、継続するには必ずと言って良いほど障壁が目の前に現れるものよ。その壁に行き当たってもうまく乗り越えたり回避したり工夫しながらそこを通り抜けるのに必要なのが知恵。つまり、ここでは思考法を指す」
私「私、結構飽き性だから物事を長く続けるって苦手なんだよねえ……でも確かに継続しないと身につかないことってあるもんね」
これはメントレに限った話ではなく、日常のあらゆる場面に活用できる考え方なので身につけておいて損はない、とのこと。
目次
無理難題?矛盾した願望と向き合う
人は誰しもいろいろな願望を持って生きているものですが、ときに自分の中にある願望同士が矛盾することがあります。てか、悩みって大体そうだよね。
私「お金が欲しい。でも働きたくない」
ハイヤー姉「で、でた〜〜!人間の欲求あるある〜〜!」
えー最初に断っておきますが、ここで「お金の神様と仲良くなる方法」みたいなことは書きませんしそういう趣旨のブログではありません。そして「願えば叶う!毎日願いをノートに書こう!」みたいなふわっとした話で終わらせるつもりも全くありません。
願いとは、どこまでも現実に即した欲求です。そしてそれを本気の本気で自力で叶えるために具体的に何をするのか?を思考によって導き出す。そして実際に行動してその経過を観察する。
そのために必要なのは、行動の道筋のロードマップです。これを作ることを目指します。
ハイヤー姉「であればこそ、メントレになるのじゃな。己の願望の本質と現実を踏まえた上で本気で実現するために動く時こそ、人はしなやかに成長するものぞ」
願いは、今いる自分の現実から生まれる
お金が欲しい。
でも働きたくない。
【問い】
この願いを叶えるためには、
何をすれば良いでしょうか?
私「これだけ聞くとさ、いかにも怠け者の人間が鼻ほじって言ってそうに聞こえるけどさ、でも実際これを本気で考える人ってそれを考えざるを得ない事情とか現実を持つ人だったりするよね」
ハイヤー姉「ほう、先ほどのヤヌス思考による背景考察を思考のとっかかりとするか。よろしい。例えばどのような事情か?」
私「……私の個人的な事例で申し訳ないんだけど、就活の時期にメンタル病んで就職する道が全く現実的じゃなくなっちゃったんだよね。でも、生きるのにはお金が必要だし実家暮らしをずっと続けるのも嫌。だから冒頭みたいな感じになった時期があったの」
お金が欲しい、でも働きたくない。その背景を詳しく紐解けば、「お金が欲しい」の理由は自立して生活したいから。そして「働きたくない」の理由はうつ病の療養生活のため会社員のような規則正しい生活が送れないから。
ハイヤー姉「では問おう。会社員のような規則正しい生活を送らなくても自立して生活できる世界線があるとしたら、そこに行ければそなたの願望は満たされたことになるか?」
私「なるね。……ん?ってことは、私の願望って働かないでお金を得られること、ではないってこと…?」
ハイヤー姉「意識の表面にポワワ〜と浮かんでくる願望は、大体氷山の一角じゃ。表面に出てきた願望はあくまで思考の出発点。そこから己の目的を掘るには、」
自問自答。
ハイヤー姉「自問自答には上手なやり方がある。それを身につければ、大抵の願望も悩みも本質を掴むことができる」
私「自問自答に上手とか下手ってあるんだ…!?」
ハイヤー姉「ある。それについては次の章で詳しく解説しよう。今はまず、己の願望を向き合うことじゃ」
【ポイント】
自分の持っている願望、
それを叶える目的って何だろう?
WHY?FOR WHAT?
欲求には発生源があり、目指す未来があるから生まれる
ハイヤー姉「人間はさまざまな欲求を持って生きているものであるが、そもそもなぜ人は何かを欲するかわかるか?」
私「え……っと、なんだろ。何かが足りないと欲しい気持ちって湧いてくるような…」
ハイヤー姉「欲求の最終目的は、自分自身が幸せになることじゃ」
私「うーん、急に話が飛んだ気がするけど?」
ハイヤー姉「そうかの?ではそなたがお金が欲しい(=自立して生活したい)のはなぜじゃ?」
私「それは、親にいつまでも甘えてるのは嫌だから」
ハイヤー姉「ふうん?親に甘えていてはそなたは満足できぬのか?別に今実家の生活がそこまで困窮しているわけでもないのに?」
___当時の私の生活環境は「恵まれている」と感じるべき状況だったでしょう。両親共に私の病気に対して理解があったし、無理に家を出ていけと迫るような人でもありませんでした。つまり甘えようと思えばいくらでも甘えられる環境でした。
そして私自身、その環境を痛いほどありがたく感謝していました。でも満足はしていませんでした。…なぜ?
私「私の性格の問題だよ。自分で決めた家に住みたいし、結婚だってしたい。親にいつまでもお世話になるっていう状況が許せないの」
ハイヤー姉「そうか。では実家を出て自分で決めた家に住み、結婚し、親離れできれば、そなたは少なくとも今より幸せを感じられる。そういうことじゃな?」
私「あーーーまあ、そうだね!?そう言われるとそうだね!?」
ハイヤー姉「欲求はこうして【なんで?なんのために?】で自己対話を重ねれば、必ず同じ結論に辿り着く。つまり自己愛の変化形なのじゃ」
対立する欲求たち。でもほんとはみんな仲間じゃん
ハイヤー姉「欲求たちの最終目的はみな同じ。自分を幸せにしたい、または不幸にしたくないのじゃな」
私「じゃあ対立して矛盾しそうな欲求同士も、本当は目的は一緒ってことなのね」
ハイヤー姉「あくまで目的に至るルートの提案が違うだけじゃ。本来は仲間である」
私「自立して生活したい(お金が欲しい)。でも会社員として働きたくない(働けない)。……いかにもぐるぐる思考に陥りそうな相反する欲求同士に見えるけどね」
ハイヤー姉「まずはこの欲求たちがあること自体を肯定的に捉えよ。なぜなら自己愛がある証であるのだかなら」
さあ、この二つの欲求。本来は仲間であることはわかった。
では、ここでじゃあ結局どうすんのよ?という現実的な問題に立ち返りましょう。
『じゃあ、どうすんの?』欲求に対して提案しよう
ハイヤー姉「簡単じゃ!二つの欲求を同時に満たす方法を提案すれば良い!」
私「で、出た〜〜高次の者のぶっ飛び理論〜〜!パンがなければお菓子を食べればいいじゃない、的発想〜〜〜!」
ハイヤー姉「無理だと思うか?ほおおおおそうかそうか、では私がここでこう言ってやろうとも」
「世界線は無限に存在する。ゆえに、二つの欲求が同時に満たされた未来もすでに存在している。あとはそなたが心の底から望み、知恵を用いて探すだけである」
私「ぐっ……ここで世界線の概念……っ」
ハイヤー姉「まあどうせ?そんなん無いわと思って探すことさえせぬのなら〜?私も無理に探せとは言わぬがな〜?最初から諦める者に世界線を見つける資格などないのでな〜ぁ?」
ある前提で考えないと、この先には進めない。逆に言うとある前提で考えれば何かしらの方法は見つかるはず、ということでもある。
私「……はっ!これはアレか?スピリチュアル的に表現するなら、ここで『世界線は無限にあるので、願いが叶う未来をまずは信じて!』みたいな話になるのか?」
ハイヤー姉「んーーーー信じろと言って簡単に信じられるなら、苦労せぬと思うがの」
私(それはそう!本当にそう!)
ハイヤー姉「信じよとは言わぬ。私が言うとしたら、その未来が仮に存在するとしたら?その仮説に基づいて思考せよ。じゃな」
___さて、次のブログでは自問自答を上手に行うポイントを書いてみようと思います。
使命ちゃん(チラッ)
私(あ……来るんだ…?)
来るそうです。
(余談)本気で向き合うと結構疲れるよね!
えーーさらっと書きましたが、いざ自分のこととして置き換えて考えて読むとわかります。
超〜〜〜疲れるよね!なんか知らない脳の回路と精神力使ってる感じしません?
慣れてないとおそらくここの時点で一旦休憩挟んだほうがいいと思います。
そう、これが精神を鍛えるということ。メントレです。面倒くさいし、疲れるし、なんだか見たくない自分の内側が出てきそうで「う〜〜わっ」ってなる。
これがいわゆる自己内観!自分のためになるだろうってのはわかるけど、何かと理由をつけて後回しにしたくなるやつ!きついんだもん!
私(筋トレと似てるな……私もダイエットで筋トレする時って最初はすぐにへばって嫌になるもん……)
慣れていない段階でいきなりがっつり掘り下げるのは普通にきついので、まずは思考法の練習と思って日常の中の小さな「これ欲しいな」を練習台にしてみましょう。脳の回路を鍛える練習問題を解くつもりで。
スピリチュアル的観点から
ハイヤー姉「守護霊やハイヤーセルフ……つまりその人の人生をマネジメントする存在たちは、練習が必要だと判断すれば日常のあらゆるところでお題を出しているものじゃ」
私「お題」
ハイヤー姉「いきなり自分の願望の本質を〜なんて言われても、どこから手をつければいいかわからぬじゃろ?」
日常の中で、トレーニングジムのようにお題となりうる現象や出来事が目の前にやってくることがあります。
練習してみよう!思考の置き換え
私「ダイエットしてるんだけどなかなか続かなくてさ。つい甘いもの食べちゃうんだよね……ダメだってわかってるから、食べた後に何とも言えない罪悪感があるし、食べてる最中も実はそんなに美味しく感じてないっていうか…」
ハイヤー姉「ほう。それも己の欲求に関する話じゃな。そなたは甘いものが食べたいのに食べても満たされぬのか」
私「ね。なんでだろ」
ハイヤー姉「甘いものを食べる目的は?」
私「んー……ストレス解消?でも食べても罪悪感が溜まるから、ぶっちゃけ解消になってないんだよな……。この欲求も自己愛の変化形なの?」
ハイヤー姉「目先のストレスから逃れ不幸な状態から脱したい、という自己愛の変化になっていると解釈できよう」
でも問題は、その手段を使っても全然回避できてないってこと。
ハイヤー姉「まずはそこを理性で理解する必要がある」
____「甘いものを食べたい=ストレスを解消したい」。自分の中でその等式が成り立っていても、実際に行動に移しても特に何も解決しない場合。
甘いものを食べたい=ストレスを解消したい
(別の方法)=ストレスを解消したい
私「甘いものを食べたい、を別の何かに置き換えられるように自分の思考回路を改造すればいいのか」
この場合であれば、甘いものを食べる以外でストレスを解消できる方法を新しく探す必要があるわけだ。そして新しい方法に置き換えて、実際にそれを試してみる。
私「置き換えダイエットだと、この甘いものを食べるのを別の低カロリーの食品に置き換える、みたいな感じになるけど。これがそもそも食べる行為を別の行為に置き換えるってことになるわけね」
ハイヤー姉「こうして、一旦自分の欲求を冷静に分析し、自分の思考回路がどのようになっているかを一歩下がって確認してみる。この視点こそ俯瞰目線____つまり高次の存在の目線を知るはじめの第一歩となろう」
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