箱白

真っ当なセールスってなんだろう?怪しくない商売のしかた

私「商品を作っても、相手にそれを欲しいって錯覚させるのはNGで、相手に先回りして商品を買うようにするのもダメで……じゃあそもそもセールスなんてできなくない???

 

ラフマド「どこからがNGでどこからがセーフなのか?どうしてもその線引きをしたいのであれば、このようにお考えいただくこともできますよ」

 

『真っ当な商売』を定義しよう

 

ラフマド「私どもの定義ですが、真っ当な商売をこのように定義しております」

 

売り手は商品の説明のみ行い、

買い手が自発的に購入すること。

売り手は買い手の思考や選択、行動を誘導せず、

その自由を尊重し、受け身であること。

 

 

私「受け身であること……ってことは、例えば『いますぐクリック!』みたいなのは?

 

ラフマド「推奨できません。もろに誘導ですので」

 

相手を誘導するなんて、今あるマーケティングの手法でよくあるじゃないか。かなりの割合で。

 

ラフマド「買いたくなるよう説得してはいけないのです。セールスは、商品がどのようなものなのかを説明するのみ。シンプルであった方がいいのです。買いましょう、と誘うのは売り手がすべきことではないのです」

 

そう言われると、『人はこう説得されるとつい買いたくなっちゃう』……そんな心理を逆手に取ったマーケティングの、なんと多いこと。フリーランスで働き始めた当初、色々とビジネスの本を読み漁った時期がありましたが、そういう売り方を解説する情報も多くありました。

 

 

私「ああ、これだ。私がどうしても受け入れられなかった怪しさの正体。売りたいっていう意志が強すぎるように感じるんだ」

 

 

それは商品の質や中身の本質とはまったく別の概念。商品のことを知りたい人にとって、その宣伝文の演出から得られる情報は、むしろノイズになる。

 

思えば、これはスピリチュアルだけじゃない。美容商品や何かのオンラインサロンにも感じていた怪しさだ。

 

私「スピリチュアルが関連しない商品ならまあこういうもんか、でスルーできてた。耐性があったから。でも」

 

ラフマド「需要の錯覚を起こす宣伝の演出でスピリチュアルの分野に引きつけるのは、二重の意味で相応しくない。スピリチュアルは本来、自発的に興味をもって調べるものですので」

 

……だからこそ、当初SNSで漫画を出すことも躊躇していました。なんとなく見た漫画によってスピリチュアルに興味を持つ人があらわれたら、それは……?実際、こんなご意見をいただくこともあるのです。「お前のせいで、知人がスピリチュアルに興味を持ってしまった。どうしてくれるんだ」と。

 

………ただ、それを言ってしまうと、私は何もできなくなります。

 

私「自分の商品を宣伝するための広告(買うことを説得する漫画)にはならないように配慮する、っていうのが私なりの線引きかな。こういうことあるよね、みたいな事例を自分目線で描くならレビューにもならないし」

 

あと、宣伝するときはわかりやすく「これは宣伝です」って注釈したり先に前置きしたりしてます。これも私なりの配慮です。

 

私「私、売ろうとしてますよ!っていうのをアピールしておけば錯覚は起こりにくいかな?って」

 

もちろんこの私なりのやり方が正しいかどうかはわかりません。もっと良い方法があるかもしれないし。

 

ラフマド「大事なのは、自分が需要を錯覚させるかもしれないことを自覚しつつ、工夫してそれを回避しようとする意志と行動です。誰も完璧なひとなどいませんから」

 

私「私もまだまだ気付いてないだけで、できてないところあるだろうし」

 

ラフマド「そうですね。気付いたら直す。それで良いのではないでしょうか」

 

ラフマドさん、定期的にやってくる

 

とは言え、私も人間なので当たり前のように生活があります。

 

事実、私が霊視や同人誌で得た収入は私が生きるための食費や家賃になってたりします。派手に贅沢をしているわけではありませんが、質素倹約で切り詰めた生活をしているわけでもないです。ライフステージが変わるごとに、まとまったお金が必要になったりもします。

 

それでもなお、欲や不安感からお金をもっと稼ぎたいと思わずにいられるか?と言うと、これがひじょーーーーーーーに難しいところ。

 

ぶっちゃけ、鋼の心が必要だなとひしひし感じます。

 

これがスピ的なことに関係ない仕事ならもっと積極的に利益率上げていこうってなるのになあ、なんて思ったりもします。ああ、でも私が私を許せない。そういうスタイルでスピを扱うのは。そんな自分にはなりたくありません。

 

けれど心が揺れて傾きかけることもあります。そんなとき、来るんです。

 

ラフマド「大変恐縮ですが、最近ちょーーーっと我欲が強すぎるご様子を拝見しておりますが?」

 

ひっっっ!

 

ラフマド「豊かさとはなんたるか、お忘れではありませんか?(ニコッ」

 

私(うっわ、筒抜けだ…っ!)

 

私が我欲に傾きかけていよいよ危ないラインだぞ、というところにくるとラフマドさんがぬっと現れてリマインドをくれます。

 

ラフマド「いえ、わたくしどもに強制力はございませんので、ただお知らせしているだけです。このままですと、契約解除となりますがよろしいでしょうか?という確認でございます」

 

私「まって、立て直す!立て直します、契約を継続する意思あります!」

 

ラフマド「あなたは無限の定理の実践者となってまだ間もない身でいらっしゃいますので、必要とあればリマインドもいたしますし、立て直すお手伝いもいたします。皆、修行の身ですから」

 

 

価値提供が先、利益はその結果でしかない

 

ラフマド「まず、目的を見誤らないことです。我欲を満たすために仕事をして稼ぎまくるのは、私どもは支援できかねます」

 

当初、私がラフマドさんと協力関係になる際に言ったことはこうでした____「スピリチュアルの仕事で儲けるのは気が引ける。いやだ」。

 

ラフマド「スピリチュアルの仕事を生計を立てる本業とするとき人は、お金を稼ぐために仕事をする、という認識になるものです。つまり、お金が目的で仕事が手段になるわけですね。あなたはそれが嫌だった、そのように認識されていたと記憶しております」

 

確かにそのように言った覚えがあります。

 

ラフマド「我欲は供給の過剰欲求を引き起こしやすく、需要と供給のバランスを乱す大きな要因のひとつです。我欲のために働くのではなく、目の前の需要のために働く。その結果、利益が出る。その利益の範囲内であなたの需要を満たす。そうすればぴったりです」

 

……順番が違うわけだ。我欲を満たすために稼ぐ、ではなく需要を満たすために供給する。利益はその結果であり、副産物のようなもの。

 

その副産物を使って自分の我欲を満たす。すると収支がトントンになり、需要に対して供給しつつ自分の需要も満たすことになる。

 

私「…なるほど?」

 

ラフマド「順番が大事なのです」

 

まず利他からはじまり、それが利己を満たす結果を生む。利己が満たされたら、さらに利他をできる余力が生まれる。その繰り返し。

 

 

ラフマドさんのところの世界観

 

ラフマド「私どもの掲げる理念《無限の定理》は、ある種の神話のようなものなのです」

 

無限の定理

必要なものに、必要な分だけ、

過不足なく、絶対に存在する

 

彼らはそれを宇宙の法則とは呼ばず、定理、と呼んでいます。

 

ラフマド「私どもは世界を信仰しております。あなたがたで言う、唯一神のようなものです。私どもにとって世界そのものが神であり、自分もまた世界の一部。世界は、まず与えることからはじめました。与えることで世界は満たされたのです」

 

______この無限の定理の最初の実践者は、世界そのものだった。

 

世界はこの定理を思いついたが、最初に与える存在がいないと需要と供給のサイクルは始まらない。だから自ら与えることにした。無限の定理が実践される様子を見てみたかったから。それが世界にとっての需要だった。

 

無限の定理とはすなわち、物質世界の過不足による苦しみから解放されることが有限の物質世界の克服であり「無限」であると定めた理。

 

……。

 

私「……かっこよく説明したけど、要するに余ってるものを困ってる人に分け与えたらみんなハッピーね!ってことよね?」

 

ラフマド「そういうことです。別にそのあたりのはなしは宗教や別のスピリチュアルで説かれているでしょうから、わたくしが特段語ることでもございませんが」

 

私「ほぉーん。いきなり宗教っぽいテイストになってどうしようかと思ったけど、でも良い話だね」

 

ラフマド「ふふっ!だって商売には倫理が必要でしょう?」

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