箱白

買いたい気持ちは言葉によって左右される。ネット時代のキャッチコピーの危うさ

 

春はビジネスの季節ですね!!

みんな〜〜〜っ!稼いでる〜〜〜〜?

 

……。

 

______いいえ、違います。

そういうノリの記事ではありません。

 

「スピリチュアルな商売が怪しくなるのはなぜ?」私はこの問題に、明確な回答を持たずにこれまで来ました。来てしまいました。

 

スピリチュアルがそもそも全て夢幻なのか?と言われればそういうわけじゃない。スピリチュアルに関するすべてが霊感商法なのかと言われても、そうとも思わない。

 

霊感商法のような詐欺でなくても、怪しく感じるスピリチュアルな発信情報は世の中にたくさんあります。ほんまかいな、と思っちゃうような情報、商品、記事、本……

 

しかしふと思い返せば、スピリチュアルとは全く関係ない商品でも「ほんまかいな」と怪しむ気持ちが出てくる商品ってあるんですよね。そういえば。

 

このふんわりした「怪しさ」の根源はどこなのか?一体なにが「怪しさ」を出す原因なのか。

 

一言で言っちゃうと、商売が怪しくなる一つの要因として宣伝に使う言葉と演出が関係していると考えています。

 

「待て待て、なんか難しいことなのか?ブラウザ閉じるぞ?」という心の声が聞こえてきそうなので、真面目なのは最初だけにしときます。テンションを戻しましょう。

 

 

買いたい気持ちは

言葉によって左右される!?

〜宣伝の型を見つけてみようっ〜

 

 

 

宣伝には売れるための「型」がある

 

 

「お金が溢れるほどじゃんじゃん勝手に入ってくる!

お金持ち体質になれる3つの法則!」

 

あ、これ、私が今この場でテキトーに作ったキャッチフレーズです。「なんかどっかで聞いたことある気がするなあ」って思いません?

 

それもそのはず、ここには人が思わず「買いたい!」って思っちゃう効果を持つ単語をたくさん使ってるからです。そして世の中の広告媒体は、そういう単語やフレーズを頻繁に使っています。

 

 

 

ふう。

 

 

ここからは是非、このようなスタンスで読んでいただきたい。

 

『あれっ

私の思考も、言葉に

引っ張られてたこと、

あったかも…?』

 

 

欲求を促進する言葉

「溢れるほど」「じゃんじゃん」

 

要は「たくさん」ってことなんですが、それをいろんな言い方に置き換えています。

 

お金が欲しい、もっと稼ぎたい、という気持ちをさらに高めるための言葉です。

 

「過ぎたるは及ばざるが如し」なーんて言葉がありますが、それ実感として知るには「やり過ぎて失敗しちゃったテヘペロォ!」みたいな経験から学ぶ人がほとんどではないでしょうか?

 

つまり、経験則なんです。

 

ということは、やり過ぎた経験がない人は「より多い方が良いのでは!?」って思う。___すると?

 

「どんどん持ってこーい!」なアッパー系のフレーズに惹かれるんですね。

 

あとは、とにかく今現在、飢えて飢えて仕方ない人。不足感が深刻であればあるほど、とりあえずたくさん欲しいと思うのは自然なこと。そういう人も、強い言葉____極端に強い語気を持つ表現に興味を持ちます。

 

 

 

 

簡単にできる、と思わせる言葉

 

「勝手に〇〇になれる」

 

何にもしなくてもいい、さほど努力しなくても大丈夫、そんなハードルの低さや、とっつきやすさを表す言葉です。

 

簡単であること、シンプルであること、何かワークをするにしてもそんなに時間がかからなくて手軽であること……手軽にできるなら、自分にもできるかも?と、自分のことに置き換えて考えやすいんですね。

 

初心者向けのコンテンツや、まずはやってみようかな、と軽めな気持ちで手に取れるのが良いところ。

 

ただ、一方でもはや「何もしなくてもいい(それくらい簡単!)」と簡単さを強調するために言葉がどんどん極端になっていくと、それに伴って怪しさが増すように感じます。

 

 

自分がなりたい姿を想像させる言葉

 

「お金持ち」

 

そんな気持ちを常日頃から意識していなかったとしても、こうして目の前に単語として出されたら「そりゃあ私だってお金持ちになりたいよ」と思い出します。というか、思い出させるためのフレーズです、これ。

 

普段からそんなに強く思っていなかったとしても、そのフレーズを見ることで自分の欲求を思い出す。意識の表面に浮き出させる手法です。

 

 

 

不安をちらつかせる言葉で煽るコピーライティング

 

先ほどは欲求を煽る方向性のコピーライティングでしたが、次はちらっと不安にさせる手法です。

 

「絶対見て!

〇〇までにしなきゃ

いけないこと3つ!」

 

これも今3秒で考えたフレーズですが、やっぱりあるでしょ既視感。それとか、

 

「これ買って後悔……

本当に効果がある

商品はこれ!」

 

こういうの。

 

 

 

〜〜しなきゃ!絶対に〜〜しよう!

 

本来の文脈であれば「こうするのおすすめだよ〜」って感じのものなんですが、より強い言葉で人目を惹くために「〜しなきゃ」と語気を強めてるわけね。

 

こういうのを見すぎると、自然と白黒思考になりやすくなる。言葉に引っ張られて、自分の思考回路が「ねばならない」にいつの間にか染まってしまうんです。

 

ほーんとこれよくないよねえ。

 

 

後悔した……損したくない!

 

人は誰しも、わざわざ後悔する選択なんてしたくないし、自ら損するようなことはしたくない。なるべくなら避けたいと思うのは当たり前のこと。

 

____という気持ちを応用して「そのままだと後悔するよ!」「このままだと損しちゃう!」と警鐘を鳴らすようなキャッチフレーズで人目を惹く手法です。

 

YouTubeの広告とかサムネイルとかによく出てきますよねえ、「見ない人は損します!」みたいなね。

 

えー、

 

 

損なんてしないよ。見ることで得することはあるかもしれないけど、少なくとも見ないことで損はしねーわ。

 

 

 

あ〜〜ら失礼、お口が悪くなってしまいましたわおほほほほほ!

 

 

しかしこう言ったキャッチフレーズを使うコンテンツ、スピリチュアルでなくても結構あるよね?「脱毛しなかったせいで彼氏にフラれた!キレイになって見返してやる!脱毛割引キャンペーンしてます!」みたいなね。フラれる原因がムダ毛って、それはむしろ別れて正解だったのでは…???

 

こういう広告を見ても、みんな「どうせ長期契約させようとするんでしょ?」とか「なんか裏がありそう」って思うじゃない?

 

 

 

……ねえ、この怪しさってさあ。

スピリチュアル系のコンテンツへの怪しさと似てない?

 

 

それは誰のための言葉か?

 

では、こういったフレーズを使って人目を惹くのは、買う人のために使われるものなのか?と言われると、______違う。

 

これは商品を 売 り た い 人 のための手法です。

 

このフレーズたちの目指すゴールは「買ってもらうこと」。もちろん買う人とその商品の相性が良ければ何も問題ないです。が。

 

問題なのは、買う人がこの手法によって自分の欲求を錯覚してしまうこと____意図的にそう錯覚させるために言葉を使うこと。

 

だって、元々感じていなかった欲求を、あたかも普段から感じていましたよ〜〜〜って思っちゃうんだよ?それは問題でしょ。

 

これは需要と供給のバランスを崩す大きな要因になります。

 

 

なんで似たようなキャッチフレーズがいっぱいあるの?

 

ちなみに、どうしてそういう言葉を冠する情報がたくさん流れてくるのか?というと。

 

その理由は現在のSNSや検索サイトの考え方や掲載方針にあります。

 

「質の良い情報が目立つように表示するサイトにしたい!

←そのための指標は?質の良さって何?

←人気があるものって質が良いよね!

←人気って何?いいねの数とか閲覧数じゃない?

←じゃあ閲覧数の多いものを表示すれば良いってことだね!」

 

ざっくり言うとこんな感じ。この辺りについては、詳しくは「SEO」と呼ばれる方法論で説明されているので調べてみてね!

 

これをコンテンツを売りたい人から見ると「閲覧数が多いと質が良いって判断されるらしい!じゃあまず閲覧数を稼げるようにしよう!」になるわけです。

 

すると、とりあえず数を稼ぐことが当面の目標になるので、語気の強いキャッチフレーズで人目を惹いて閲覧数を稼ぐのが合理的。そういう発想になります。

 

ただし、そこに商品本来の質の良し悪しの関連性はありません。

 

質が良くても悪くても、とりあえず閲覧数増やさないと誰にも見向きされなくてネットの海に埋もれちゃう、だからみんなこぞって閲覧数を稼ごう、そのために強い言葉で人の関心を集めよう、になるわけ。

 

 

 

 

さて、ここで。

 

 

 

 

 

 

次回、そんな現在の混沌とした市場をラフマドさんに解説して頂こうと思います。

 

 

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