同人誌が累計1000部を超えたよ!&新刊の予約情報
タイトルの通り、去年から始めた同人誌が累計1000部を超えました。わーい!多くの方にお手に取っていただいて嬉しいです!
…。
う、うわあ…ふーん…そう…?需要あるんだね…いや知ってたけど。分かってはいたけど。___やっぱり?
需要があることがわかっていたというよりは、あんまり市場に出回らないタイプの本だからニッチ層に刺さるだろうとは思っていました。市場規模そのものは大きくなくても、需要そのものは確実にあるはずだからそこに届きさえすればいいとはわかっていたし、実際にそうなんだろうなって思って。
ハイヤー姉「自分が描いたものである、という視点を一旦度外視して冷静に考えてみよ。内容面から需要がないと思うか?」
というのを同人誌の内容や方向性を決めたあたりから言われてはいたのですが。流石に自意識過剰もいいところ、結果も出ていないうちからそんなこと言われて間に受けて舞い上がる性格ではないので、「それはあくまで適切な努力をしたら、の話でしょ?」と返していました。
でも私自身の中にも「これ必要とする人、いるだろ」って確信は以前からありました。私みたいに高次の存在と色々と関わらざるを得ない生活をしている人って、きっと人類が誕生して以来ずっっっと存在してるはずだし?マイノリティかもしれないけど、でも人口に対して一定数の割合確実に存在する。そして人類が存在する限り、生きる意味だとか人生の意味だとかを考える人もいなくならないでしょう。古代に哲学が生まれてそれが現代に脈々と伝わってきたように。
人類にとって普遍の何かに関わっているってことは、需要もそりゃなくならないよね?そんなふうに思っています。
え、テンション低い?もっと喜べ?
それがね、嬉しいし喜んではいるんだけど、さほどテンションが上がる感じではないんだよねえ。祝!ご愛顧御礼!みたいなノリノリテンションにはならないんですよこれが。不思議〜。
それよりも同人誌描いて新刊刷って出来上がった時の方がホクホクしてる。きっと純粋に制作と販売が好きなんだろうなあ。
__________そう、それよりも個人的に嬉しいこと聞いてほしい!
目次
同人誌が売れて嬉しいこと①作画を丁寧にできる
同人誌が売れるとわかって一番嬉しかったことは、作画コストを上げられることでした。最初に出した本を見ていただければ一目瞭然なんですが、作画の工数が明らかに増えてます。
工数とは何か?例えばキャラを描くときは「ラフ→線画→着彩→仕上げ」の工程を踏むのが基本なんですが、工数が増えると「ラフ→線画→線画仕上げ→着彩(黒ベタとトーン)→仕上げ」になる。一つのイラストにかける手間と時間が増えるってことです。
この工数を増やすという選択、この絵で確実に収益が出ると見込めないとなかなか踏み切れなかったりします。売れなければ「時間と手間をかけて作ったのに結局赤字」になるわけです。漫画に時間かけずにカウンセリングのご依頼を受けた方が(そもそもお待たせしている人が多すぎる問題もあるし)自分の生活にかかるお金を考えたときに妥当な選択、ってことになっちゃう。
しかも私の同人誌の場合は、イラストそのものよりもその内容の方に重きを置いて読む人が多いと思うので内容を先に詰めていくと自然とイラスト部分の優先順位が下がるわけです。背景とか特に。シビアだけどこれが現実。
そして何より私の描いているものは同人誌。販路とかない状態でいきなり描いて頒布するわけですから、売れる見込みなんてない。なのに(頭おかしいことに)私はこの同人誌の売上で生活しようとしてるわけです。本業としての収入を求めている。…そういういろんな現実的事情もあって、最初は50部売れたら超すごい!と思って描いていましたので50部売って赤字が出なければいい、という感じである種の駆け引きがあった状態で描いていました。
でも?
描いたらその分だけの対価をいただけると確信できれば?イラストにも時間がかけられる……!
なんなら表紙なんて(次の新刊から)カラーです。
最初に出したやつ↑
次の新刊↑
あああ〜〜〜ちょっと忘れかけてたけど、イラスト描くのも漫画描くのも好きだったわ私〜〜〜〜〜!
やっと戻ってきたぜ!一時はもう生業を霊視カウンセリング一本にするしかないのかと思っていたがな!原点回帰!私はやっぱり作家タイプだ!誰が何を言おうが私は作家を名乗ります。なので同人誌を描きます。
そういうわけで、純粋に一つの作品にかけられる時間と手間を増やすことができました。いえーーーい!これはマジで超嬉しい!
同人誌が売れて嬉しいこと②画力が上がった
これも嬉しい!やっぱり描けば描くほど絵が安定するってほんとだな!
「画力」というのは純粋な絵のうまさだけではなく、描くスピードや表現手法のバリエーション、構成力などいろんな要素から成り立つものです。漫画であればストーリーテリングも画力のうちでしょう。
自分に足りないところを補いつつ、自分がやりたい表現を少しずつ拡張していけるのが楽しいです。まだまだ発展途上でもっと身につけたい技術や表現がたくさんあるので、今後もやっぱり漫画は描きたいな!ぐへへへ…
元々イラストレーターとして個人で仕事はしていたのですが、自称高次の存在とやらと関わるための修行やら練習やらをしていた時期はほとんど仕事らしい仕事ができていなかったのもあって、どうしても画力が停滞していたのが気になっていました。本当にお恥ずかしい話です。
でもまあ、一周回ってようやく自分の仕事に戻ってきた感はあります。よかった〜〜
同人誌が売れて嬉しいこと③同人誌だからできることがある
漫画やイラストを生業にするなら当然、商業出版に進出すべき。出版物になって初めて一人前。……そう思っていた時期も確かにありましたが、色々考えて、いやそうとも限らないな?と思いました。同人誌だからできることってたくさんあるじゃん。
確かに出版することで知名度や権威性などの付加価値は上がりますから、それを必要とする場合もあるのでしょう。が、まあ……私にはあんま商業出版は向いてないだろ……内容的にも……
私の今の活動状況やスタンスではそういった付加価値をさほど必要としていないので、商業出版よりは同人誌として自由にマイペースにやってくほうが合っているようです。あと権利関係とか販促方針などを固定されずに比較的自由にやりたい性格なので、やっぱどこにも所属せずにいるほうが楽なんだなあ。自己責任万歳。
自分の描きたいことを自由に描けるっていいなあ。
ここから次の新刊の宣伝
そういうわけで、次の新刊です。
※これまだ仮の表紙なんで、多分デザインちょっと変わると思う!
ツイッター(現:X)で出している守護霊あるある漫画の再録まとめと、霊視を仕事にすると決めた後の準備の様子を書き下ろしで書いています。
これは制作段階での同人誌の内容の全体図ですが、黄色いところが書き下ろしページです。………多くね?
新刊情報まとめ
タイトル:『霊視のしごとの舞台裏』
ページ数:94p
発売時期:2024年3月中旬くらい
ジャンル:漫画
価格:3000円
内容を軽く説明:
霊視のしごとの舞台裏、のタイトルのとおり、霊視をしている側の視点の話です。脳内の存在を霊的なものであると受け入れた後の話ですので、既刊のこの2つよりも時系列が後になります。
↑時系列としてはこれが最初(ダークな話)。
霊障や精神疾患と対峙して攻略してた頃の話
↑まだ脳内の存在を受け入れてない時期も含む導入部。
最初に描いた同人誌。
↑で、今回の新刊ね
前半は、霊視を生業にするにあたっていろんな準備が必要だったのでそれに関すること(かなり真面目テイスト)。後半はその真面目テイストな流れをぶった斬ってコメディタッチの守護霊あるあるを収録しています。あ、作中で霊視カウンセリングの様子を描写していますが、あくまで複数の相談や事例から共通点を見出してそこから創作として物語を組み立てています。ですので「霊視カウンセリングなのに守秘義務とかないの?」とご不安に感じられる必要はありません、ご安心を!
登場する存在:
箱白(※人間)
ハイヤー姉
みーちゃん
ラフマド商会
使命ちゃん
その他様々な守護霊
でね、実はまだ原稿完成してないんだよね…!笑
いつものことなんだけどさ。一応仮の原稿はできているので、今から最終締め切りまでの期間に最終的な詰めをします。毎度この詰めの期間が大変なんだよなあ。楽しいからいいんだけどね!
そんなわけで、本日よりご予約を開始いたします。
正直まだ印刷部数を決めていないので、できれば!予約購入していただけると!助かります!足りなかったり余ったりしたら悲しいので!
足りなければ追加で印刷するだけなんですけど、普通に到着をお待たせしてしまうし一度に多くの部数を印刷できたほうが割安になるんだよ!という完全にこちらの都合で恐縮なのですが……
どうぞよろしくお願いいたします〜〜〜〜!
『霊視のしごとの舞台裏』エッセイ漫画
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