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思考回路のショートカットと心の騎士【ばっちこい精神修行】

「本当の自分がわからない」。最近よく聞きますよねえ、このワード。え、私だけ?でも思うんですよ私。

 

_____そもそもどうやったら「本当の自分がわからない」状態になるのでしょう?

 

さて、ここでは本当の自分がわからなくなるまでの過程を追ってみましょう。

 

 

思考回路のショートカット機能

 

例えば、とても不機嫌な人が目の前にいるとしましょう。

 

不機嫌なやつ「いらいら!むかむか!てめぇ文句あんのかぶっ飛ばす!」

 

私「うわぁ、うざい」

 

ここで私はいま、「うわぁ、うざい」と思いました。これは忌憚ないリアルな感想です。しかし、この不機嫌なクソ野郎と表面上仲良くしないといけない状況ってありますよねえ。そういうとき、私は普段そうしているかというと……

 

不機嫌なやつ「てめぇ!文句あんのか!」

 

私「ないです(にこっ)」

 

……文句がないというのは完全になんですが、「ないです」と言ってその場を切り抜けることにしました。怒りの火の粉を回避するには、それが一番妥当で確実だったんです。省エネだし。そして、この回避術は大変有効で、見事に災難をかわすことができました!よっ!ナイス回避!

 

さて、この回避術は、以下のようなフローがあります。

 

【スタート】不機嫌な人を発見

→うぜえという気持ちと「うぜえ」と言いたい気持ちが湧く

→グッとおさえて

→笑顔を作る

→「ないです」と言う【ゴール】

 

さてこの優秀な回避術、とっても便利なので、テクニックとして普段使いするようになりました。なので、何ヶ月、何年、と同じパターンを繰り返しました。

 

すると私の無意識は次第に、このように理解します。「不機嫌な人とかかわるときは、文句を言わないことが生存戦略として正しい」→「そこに不満を持ったりもやもやを感じるのは、非効率である」

 

ここで先ほどのフローを見直してみましょう。

 

不機嫌な人を発見

→うぜえという気持ちと「うぜえ」と言いたい気持ちが湧く

→グッとおさえて

→笑顔を作る

→「ないです」と言う

 

 

 

 

____この2行、省略できた方がもっと便利じゃない?

 

 

 

 

……この合理的判断こそ思考のショートカットを促す感情であり、自分の本音を無意識の底に沈めるトリガーとなります。

 

 

 

 

「不機嫌な人発見!」→「文句ないです、と言う」の直通回路が開通!

 

さて、この回避術をより便利にするためには、「うぜえと感じて、それを抑える」工程を踏んでいると、反応速度が遅くなる上に無駄にイライラするだけなので、さっさと省いちゃったほうが合理的です。

 

すると、この矢印をこのように繋げるようになります。

 

不機嫌な人発見→(オート機能)(オート機能)(オート機能)→「文句ないです(にこっ)」

 

元々はいろんな感情や考えを経由していた矢印が、結論に直通するようになる。例えるなら、各駅停車の電車が、急行電車になるのです。止まらずに通過しちゃうんですね。だってそれが合理的だから。急行電車に乗っている人は、停車しない駅のことなんてわざわざ意識しません。だって通り過ぎることは決まってるんだもの。

 

 

…。…。…。

 

 

例え、その感情が自分にとって本当の気持ちで、自分の本当の望みを知っている感情だったとしても。

 

 

使命ちゃん「この矢印が、元々どこを通ってたの?を思い出すことが、精神修行ではとても大事なのよ!」

 

 

私「ああああああ〜〜〜っ!生存戦略のために敢えて封じた自分の本当の感情〜〜〜〜〜っっっ!」

 

この矢印の感情を無意識にすっ飛ばしていると、次第にその感情を忘れます。そして結論の「文句ないです」を自分の感情であると誤認します。____いえ、誤認できた方がより便利で合理的なのです。だから積極的に忘れます。思い込むことで。

 

そして、いつしか思い込んだという事実さえ忘れます。その方が合理的なので。

 

 

 

 

ショートカットしたい感情は、目の前の現状にとって不都合

 

思考や感情をショートカットしてしまうのは、自分にとって不都合だからです。ショートカットできた方が生存戦略を構築する上で便利で合理的なのです。無駄な消耗を防ぎ、最小限のエネルギーで最大の防御をする。少なくともショートカットをしたその瞬間は、その判断は合理的なのです。ただ、

 

使命ちゃん「その生存戦略が今の自分にとって合わなくなることってあるのよ」

 

昔はその手段しか回避術がなかったけど、当時とは全然違う場所に今いる場合、とか。当時の自分と年齢が離れて、ライフステージがかわったり。人は、時間と共に変化していくものです。そして、人だけではなく、自分がいる場も、時間が経つと変化します。生存戦略は、変化とともに更新、最適化が必要です。

 

使命ちゃん「変わらないものなんてないのよ」

 

そして、最適化とか以前にもはや古くなってしまった生存戦略を持ち続けることは、むしろ自分の変化を妨げる要因になりえます。

 

 

 

ショートカットされた矢印を思い出す

 

不機嫌な人発見→(オート機能)(オート機能)(オート機能)→「文句ないです(にこっ)」

 

実際のところ、この→速度は爆速です。1秒あるかどうかも怪しいほど。

 

即座に反応できるほどのスピードなので、人間目線ではもはやいちいち考えてません。「文句ないです(にこっ)」って言って、しばらく経ってから「____ん?さっき私、文句ないですって言った?」って思い出してから気づくくらい。残像しか見えないくらいの爆速っぷりです。無意識で、とか、条件反射で言っちゃった、みたいな感覚でしょう。

 

 

「無意識」。

 

 

ん?

 

 

 

スピリチュアル好きな人は、きっとこのワードに反応するはず。無意識。つまり。

 

 

使命ちゃん「そう!ここは!私たちインナーセルフや守護霊、高次の存在が介在できる領域よ!」

 

 

 

 

沈められた感情の守護者、心の騎士

 

人間を守護する存在の中に、人間の感情を守ることを司る存在がいます。

 

この存在は、無意識の領域に沈められた感情、つまりショートカットですっ飛ばされた感情や考えを、人間が思い出せるように保存し、守り続けることに特化しています。

 

使命ちゃん「精神修行では、この存在がとても大事なの。この者との対話こそ、精神修行の核とも言えるのよ」

 

 

心の騎士

 

ここでは、この存在を「心の騎士」と呼びましょう。

 

心の騎士は「本当の自分」に忠実に仕える存在です。ショートカットされた感情も含めて「本当の自分」と認識するため、ショートカットを多用して普段生活している「外向きの自分」に対して、「ショートカットしないで」「今ショートカットしましたよあなた」と警告を放ちます。

 

その警告は、人間の感情の中の「なんかモヤモヤする」「息苦しい」「違和感」としてあらわれます。

 

使命ちゃん「生存戦略として有効なときは、警告は放たないで眠っているのよ。でも、生存戦略が古くなって合わなくなってきたら、警告を放つようになるの」

 

私「常日頃から反発してるわけじゃないんだね」

 

使命ちゃん「うん。だって基本、味方だもん。あなたのことを邪魔したり意地悪したいわけじゃないの。でも、本当の自分を思い出すべきタイミングが来たら、容赦しないよ。本当の自分を守るために戦うのも、この子の仕事なの」

 

 

 

 

騎士「私は、あなたのすべてにお仕えします。どのような感情を持ったあなたも、あなた自身。あなたを否定するものには容赦しない。例えそれがあなた自身であっても

 

 

 

心の騎士は、現在の自分と対立する存在として現れることがある

 

_____自分自身が自分を否定している場合、心の騎士は「今現在」の自分と対立する形で現れることがあります。

 

騎士「然るべき時が来たら、あなたがあなた自身を思い出すまで戦います。なぜなら、本当のあなたが私に戦えと命じるからです。ご命令があれば、私が負けることはありません。必ず負けません」

 

心の騎士が守るのは、弱いあなた、醜いあなた、愚かなあなた自身。存在するととても不都合で、否定したくなる自分自身が、存在し続けられるように戦います。あなた自身に赦しをもらえるまで戦います。

 

 

 

実感としては、

・日常の中にふんわり感じる違和感

・満たされない感覚、虚無感

・うまくいかないことを同じパターンで繰り返す

 

 

内面と実際の出来事の、両方からサインを放ちます。運が悪いとか、なんかうまくいかないとか、そういう感じになるアレです。忘れちゃいけないのは、これらは全てショートカットされて沈められた感情を思い出すためのきっかけとなるように、という意図があると言うこと。別に意地悪したいわけじゃないです(大事なことなので2回言った)。

 

 

_____ただ、ね?この「ふんわりした違和感」とかだと普通に無視しちゃうしスルーできちゃうから、気づいてもらうためにどんどん圧が強くなっちゃって、気づいたら結構きつい出来事を起こさざるをえなくなって……みたいにもなりがち。

 

 

使命ちゃん「この不都合だからショートカットしちゃった自分のことを思い出すぞって決めると、心の騎士と協力関係になれるよ」

 

 

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