霊視よりも別の相談窓口に行った方が良い例。問題解決の糸口、他のところだよ
これは霊視をしている側の困りごとなんですが、「それは霊視でヒントを得られるもんじゃない」っていうタイプのご相談が一定数あるんですよね。
でも気づきました。霊視してる側からは「そんなん霊視じゃわからんよ」と思ってても、ご相談者さん側からは何が霊視の対応範囲外かなんてわからないよね!?と。
そういうわけで、こういう感じのご相談は霊視しても直接的な解決には繋がりにくいあるあるをピックアップしてみました。
目次
他人の行動を変えたい場合
(これは私の霊視の性質上の問題かもしれませんが)霊視によって他人の意思や行動を動かすことはできません。そして、他人が抱える問題や課題も、ご自身の守護霊さんが把握している範囲でしかわかりません。
あくまで拝見しているのはご相談者さん本人とその守護さんなので、他人のことを深く観測することが難しいことが多いです。聞けたとしても、守護さん目線で「私からはこういうふうに見えるよ」という見解にとどまります。
あるあるご相談「家族が引きこもりになっている。どうすればいいか」
この場合「家族が引きこもりになっている現状を改善したい」がご相談者さんの目指す方向性であるかと思いますが、具体的な何かをお伝えできる場合は大体、ご相談者さんがご家族様を引きこもらせた原因である場合です。逆にご相談者さんに原因がない場合は、何もお伝えできることがないんです(ので、相手を信じて待ちましょう、とかになります)。
ですので、相手に対する自分の接し方を変えることや自分に足りない知識を身につける、などの方向性のメッセージになることがほとんどです。「相手を変えようとするより自分が先に変わろう」という趣旨のメッセージになることが多いのですが、
真面目な話、それができていればこんなに大変なことになってないんですよね。
やるべきことを理解していても実行するのが難しかったり、本人にとってものすごく嫌で認めたくないなと思うようなことがメッセージになりがち。
守護「聞かれたら答えられる範囲で答えるけど。でも、そう言ったところで自分を変えようとはしないでしょ?」
私「それなんだよねえ」
他人を変えたいのなら霊的なサービスは不向きです。ほんと意味ないです。(仮に霊的なサービスで他人を変えられるとしたらそれって呪術とかなんか…そういうやつじゃん…?何を対価に取られるかわかんないから非推奨
それよりも、自立支援など公的な支援や民間の支援団体に相談する方がよほど実りがあるでしょう。霊視カウンセリングにお金使うよりそっちだ!何せそっちの道のプロですもの。現実を変えたいならどこまでも現実の世界のサービスを使おう!
ここで「こういう支援団体あるよー」とか紹介できればいいんですけど、悲しいことに私にはそのツテがないのです……「引きこもり」「自立支援」「大人の発達障害」とかそういうワードにプラスでお住まいの地域や自治体の名前でググってみたら、何か良さげな情報ないかなあ?
ちなみに、最近はYouTubeでも民間の自立支援団体が発信を行なっているようです。そういうところから情報収集するのも良いと思います。
あるあるご相談「商売がうまくいかないが、売れるためには?」
守護①「マーケティングを勉強しよう」
守護②「商品(サービス)の質を磨こう」
私「ほんっっとそれしか言わないね!?」
守護①②「だってそれが本質でしょ」
霊的な何かのせいで売れないんです…みたいな話になったこと、あんまりないです。霊的な何かが関わっていたとしても、それが根本原因なのではなくあくまで二次的に発生したものなので、仮に霊的要因を対処できても根本解決には至らないのです。
商売を上手く回すには?という質問は結局のところ「いかにお客さんを動かすか?(購買させるか?)」になるので、これも大きな意味では他人を動かそうとしていることになります。
他人を動かすにはどこまでも現実的に動くのが最適解です。じゃあ他人が動くようになるにはどうするの?
守護「自分が変わるしかないでしょ」
私「やっぱりそうなるのかあ」
こういう時に守護さんが具体的に「こういうところが自分に足りてないよ」と教えてくれるには、どうやら条件があるようです。
・なぜ上手くいかないのか、原因に見当をつけていたりすでに心当たりがある
・耐える、我慢する、凌ぐ、やり過ごす、以外の工夫や努力をすでに散々している(現状打破の努力)
・引き続き頑張れる気力と体力がある
実はこの条件をそろえるのって結構難易度高いんですよ……え、そんなん自分でできてるよって思うじゃん?それが意外とできてないんだよお……特に2番目と3番目。
この条件が最低限できていないと守護霊からヒントを開示できないことが多いので、「まずこの条件を揃えましょう」というご案内からになってしまうんです。すると直接的に問題解決には至らないので結局「聞いてみたけど当たり障りのないことしか言われなかった」になる。
私「その当たり障りのない地味で普通なこと、をいかに真面目に取り組めるかが鍵なんだけどなあ」
そんな場合、霊視の場ではなく現実の世界で解決策を見つけられる道筋をご提案することがあります。こんな感じ。
「とりあえず本屋に行こう!で、自分の状況に合ってそうな本を探そう!多分そっちの方がより具体的なことが書いてあるはず!」
ちなみに、本屋で情報を探すときは関連しそうな棚の前に行ってなんとなく平積みの本を眺めるだけじゃ何も解決しません。具体的に自分に必要な情報はどういう言葉で言い表されるのか?を考えながら、タイトルや表紙にあるキーワードを拾っていく感じで一冊ずつ本を確認していくのがおすすめです。そして気になる本を買って、家に帰ってちゃんと読む!
守護「スピリチュアルの場だと忘れられやすいんだけど、守護霊の仕事って本来は人間が生きる現実の世界でさりげなーく導くのがメインなんだよね。メッセージを直で与えるよりも、そういう現実の世界での気づきを与える方が得意だから……」
私「じゃあさ、そのさりげなーい導きの恩恵にあずかるのにコツってある?」
守護「①入ってくる情報を他人事のようにスルーしない。自分のことだったら?って置き換える思考を持つ。
②行動しない理由よりも、行動する理由を見つけること。特に「めんどくさい」は行動しない理由にならないよ。
③今までの自分とは別の自分になる覚悟を持つこと。過去は過去!今は今!」
私「めっちゃ精神論」
守護「そりゃそうだよ……」
これは個人的な見解ですが、何か物事に行き詰まっている時ほど視野が狭くなっているものです。物事の進め方の道筋は本来たくさんあるものなので、自分自身が「これはできない」と封じている道がないかを探してみるのがおすすめです。
お金が欲しい場合
あるあるご相談「生活がカツカツ。余裕のある暮らしがしたい」
守護「出費を抑えるか収入を増やすか、だね」
私(当たり前のことすぎて逆に伝えるのが申し訳なくなる……)
お金が足りなくてきついというのはものすごく普遍的な悩みですが、どっちかというとお金が足りない状況をいかに変えるか?を課題として取り組んでいる魂さんが多いようです。
お金で困るのはあくまで表面的にあらわれる現象であって、その根本には別の問題が隠れているものです。
守護「こっちが言えるのはあくまで精神論とか心の持ちようの話になるから、具体的なことを知りたいならお金の専門家に相談する方がいいんじゃないかな」
私「それを守護霊が言うんだ?」
守護「流石に現代日本の金銭事情を完全に把握してるわけじゃないから……。正直、積立預金の仕組みとか保険制度とかもよく知らないし……ねえ、現代日本で生活費の相談を受け付けてる専門職っていないの?」
私「え……ファイナンシャルプランナーとか…?」
私の乏しい知識ではそれくらいしか思いつかないのですが……相談先としてはそっちの方が目の前の自分のすべき行動まで提案してくれるのでわかりやすいのでは?
守護「金運を上げる〜とかより先に、すべきことがあるはず」
専門家からの提案を受けて、おそらく「これはしたくない」「これはできない」と抵抗する気持ちが生まれるでしょう。そこが自己内観を始めるポイントです。
私「例えば固定費を見直しましょうってアドバイスをどうしても受け入れられなかったら、どうしてそこにこだわるのか理由を自分で挙げてみるところから、だね。生活の質を落としたくないって理由なら、もしかしたら節約するのが貧乏くさくて嫌だって思ってるのかも」
守護「そこでさらに、じゃあなんで生活の質を落としたくないって強く思うのか?を掘り下げる流れだね。掘ってみたら、幼少期に親が『安いものは貧乏くさいからやめろ』って言ってたのが刷り込みになってた……とか、過去に言われた言葉が影響してたりするもんだよ」
そこで自分の思考の癖を発見できると、一気に問題解決に動き出せるようになるでしょう。
あるあるご相談「どうしてもスピリチュアルにお金を使ってしまう…」
私「それを霊視カウンセリングの場で相談してどうするんだ…?!」
たばこ屋さんに「禁煙したいんですけど」って相談してるようなもんじゃない?まあ私はいいけどさ……
大抵こういうときは守護さんは無言モード(これ以上何か聞いても何も答えないよ、諦めてねモード)になっているので、私1人が話す展開になりがちです。
私「それ依存ですからね?いきなりやめろって言っても難しいだろうから、まずは月にいくら使うかの予算を決めて、それを超えないようにしましょう」
って言うしかない。これ以外に言えることがない。
しかし悔しいことに、こういうまともなことを言うと「スピリチュアルって言ってもまともなこと言ってくれるじゃん」って余計な安心感が生まれてしまうので、返って依存から抜け出す踏ん切りがつかなくなる要因にもなるんですよね。
私(……え、じゃあどうしろってんだ?)
いっそ私がクソみてぇな拝金主義スピ野郎を演じて、『こっこれはやばい!貯金根こそぎ持ってかれる!』ってヒヤッとさせた方が効果あるんじゃない?とも思うのですが……それをするほど私は親切な性格ではないので、やりません。なによりそう言うスピが私は大嫌いなので。
守護「仮に演じるにしてもリアリティに欠けるからね。本物の方が効く」
_____ん?本物の?
この先はあまり聞きたくなかったんですが、要は「ガチofガチのやばいスピリチュアル」にわざと出会わせて危機感を呼び起こす、っていう、ね。そういう道を用意する守護さんもいるようです。人間目線では、過去を振り返った時に「高い授業料だったわ……泣」ってなるやつ。
守護「やりたくないけどね!!弊害も大きいし!!」
私「でしょうね!!」
霊視の場によって(結果的に)改善に向かうかもしれないけど、痛い目を見てわからせる、のルートにならないうちにスピからは離れましょう。
……あっこれ私のことだわ、って思ったあなた。今すぐこのページを閉じましょう。さっさとスピから離れてください。
霊視って万能じゃないんだよお
きっと大半の霊視カウンセラーさんはすでに言ってると思います。「霊視って全然万能じゃない」って。
仮にもし「霊視によって全てうまく行くようになった!」ってコメントとかレビューがあったとしても、それは本人の努力が90%でしょう。
世の中にはいろんな分野の専門家がいらっしゃいますから、まずはそちらにご相談ください。ほんと。
もし誰に相談すればいいかわからないのであれば、あなたに必要なのは検索力。
自分の悩みからキーワードを抽出して、そのキーワードを検索エンジンにかけて情報を調べる能力です。情報リテラシー、と言ったりもします。
「じゃあどうすればその検索力が上がるのか?」
→検索力、でまずはググろう!そこをとっかかりにすれば何かしらのアイデアに辿り着くはず!
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