スピリチュアルを仕事にしたい?やめた方が良い理由を考えた
スピリチュアルや霊的なことを仕事にしたい、というご相談が最近多いです。個人的には全くもって推奨しないのですが、ここではどのような理由で推奨しないのか?を書いてみようと思います。
目次
どういう経緯で仕事にしたいと思うのか?
スピリチュアル的なことを仕事にする際にどのような理由、背景でそれを仕事にしたいと思うのか?その動機の部分はかなり重要に感じます。
スピリチュアルや占いが元々趣味
趣味が高じてそれがお金を得る手段になる、というのはよくあるパターンではないでしょうか。それ自体は問題ないと思います。好きなことを仕事にするのは風の時代的な働き方として脚光を浴びている、そんな社会の流行もあるようです。
他人や社会貢献のためにしたいのか?
ここで「誰かを癒したい」「社会貢献したい」「役に立ちたい」と思った方は要注意です。他人軸になってませんか?
人を癒したい……その気持ちが動機となってスピリチュアルを極めようとする方、めっちゃ多い気がします。その気持ちがあること自体はいいんです。問題は「他人を癒す価値提供できるようになることが、自分を肯定することにつながる」と思っている場合。
裏を返せば、今現在の自分を肯定できてないんです。他者からの評価や他者貢献から自己肯定をしたいのであれば、スピリチュアルをその手段にするには不向きです。
もし依頼者の守護霊が「うちの人を思いっきり叱って!」と言ってきたら?それをすることで相手をものすごく怒らせて「ふざけんな!」と言われたら?その人の役に立った実感はありませんし、むしろ自分は嫌われ役を買って出ることになります。さらに、その守護霊からのメッセージが本当にその人に必要だったかを確認する術はありません。
心の中に誰かの役に立った実感を欲しがる気持ちがあると、相手にとって心地いいことを言いたくなります。表面的に役に立ちそうなことを言いたくなります。そのエゴをグッと抑えて、理性的に仕事をする覚悟があるか?必要に応じて相手が嫌がることも伝えらるか?あえて嫌われることができるか?
そんな覚悟を問われる可能性があります。(___私もそれを最初に問われました。泣いた)
逃げ場としてのスピリチュアル
スピリチュアルを逃げ場に、憩いの場にする人も少なくありません。厳しい現実に立ち向かうには、ある程度安全な逃げ場があった方がメンタル的にも落ち着きます。
もし今の自分にとっての逃げ場がスピリチュアル分野であったとしても、仕事にするとスピリチュアルは逃げ場ではなく向き合うべき現実になります。結果的に今までの安全な場を失うことになる可能性が高いということです。
霊的なことを仕事にすると、当然のようにその負の側面を強く体験することになります。より深く関わることでその分野の嫌なところが浮き彫りになってくるっていうアレです。そのデメリットから目を背けようとして逃げ続けると、やがて仕事として立ち行かなくなります。__これは何もスピに限らず、どんな職業でも同じではないでしょうか?
デメリットに直面しても、自分なりの解決方法や対処を学んで身につける努力ができるかどうか?その余力が自分にあるかどうか?そこも大きな判断ポイントのように感じます。
上からスピリチュアルを仕事にしろと圧力が強い
今度は、自分がやりたいというより高次の存在や守護霊からそのようにお勧めされている場合についてです。
大きなカテゴリとしてはおそらく私もこっちだと思います。まあ、おすすめなんて生やさしいもんじゃなかったんですけども……
自分の人生の乗っ取り行為ではないか?
ものすごーーーく大前提な話ですが、まず自分が認識している相手が本当に自分にとって良い存在かどうか?
最低限、自分なりの見解は持っていなくては危険すぎます。良い存在か悪い存在かわからない、そういう曖昧な場合は基本的に疑ってかかる姿勢がいいんじゃないかなと思っています。
人間と関わる高次の存在たちの共通認識として、「人間の自主性を重んじる」「人間の意思を尊重する」があります。どんなに圧力をかけても、最終的には人間側が納得して動くように立ち回るのが基本です。
人間を納得させないまま、言いなりになるようにコントロールする存在だと感じるなら要注意です。
どんなに優しそうな存在であっても、相手の発言ではなく事実を見て判断するように気をつけましょう。そのものと関わるようになってから自分の現状がどう変化しているか?その脳内の声に迷惑をかけられたり、生活を支配されていませんか?
霊視は自分を守護している存在との信頼関係ありきで成立するものだと考えています。私自身、自分を守護する通称「ハイヤー姉」を長らく悪霊扱いして信用していませんでした。私がこういった分野を仕事にすることを決めた背景には、彼女の本心や本性を理解して彼女のこれまでの振る舞いや行動、言葉の意味を理解して納得した出来事と解釈がありました。
___いや、理解できなければ仕事になんかするものか。悪霊かもしれない相手に言われたことに従うなんてごめんだよ!
上からの依頼を拒否できるか?
めっっっっっちゃ大事です。
上からの依頼を受けるようになると、自分のキャパシティ以上の依頼数がどんどん集中する現象が起こりがち。依頼が殺到して忙殺されるっていうブラックな仕事環境になりやすいんですよね。殺到しそうになったら「これ以上は無理」と依頼を跳ね除ける意志の強さを持てるかどうか?
「私はお前らのパシリじゃないのよ」
霊視やチャネリングでは高次ともあくまで対等な位置で仕事をするので、過剰に謙遜すると高次に振り回されて自分軸を見失うことになりかねません。
自分の仕事環境は自分で管理する、それができるよう気をつける必要があります。これが意外と難しいんですよねえ……
また、人間からの依頼って目に見えてわかりやすいのですが、高次からの直接依頼はいろんな経路から、いろんな形でやってきます。それが依頼であると判断がつきにくい場合もある。
そういった出来事の連続に対し、何が高次からの意志で、何がそうでないのか?の区別の方法を自分なりに確立していくことになります。
すぐにできるようになるものでもないので、時間をかけて、じっくり研究していくことになります。その手間とめんどくささを受け入れられるかどうか?も併せて習得が必要なスキルになるみたいです。
他人に止められて迷うくらいなら、やめた方がいい
霊視カウンセリングで多くの方から同じようなご相談を頂きますが、基本的にはその方の守護さんの見解を伝えているのでカウンセリングで私自身の意見を言うことは稀です。
その上であくまでこれは私の一意見ですが、「霊視カウセリングでやめとけって止められて、それで考え直そうか迷ったり心が揺れるようであれば、向いてない」と思います。
どんなに周りに止められても、誰に何を言われようと、自分の中で軸がブレずに覚悟が決まっていれば正直他の人の意見程度で心は揺れませんし「まーそうだよね、普通は止められるよねえ」くらいにしか思わないものではないでしょうか。
本人の覚悟と軸の強さを試すために敢えて他人に反対される経験を積ませる、そんな試練の与え方をする守護霊も大勢います。その試練で迷いが生じるなら、むしろ引き返せというメッセージでもあるんですよね。
よく霊能者や占い師が「あなたにはこんな仕事向いてない、無理よ」と言うことは、ある意味で本心、ある意味で覚悟を問う試練なんだろうなと思います。色んな方から「とある霊能者にマウント取られた」「あなたには無理だって否定された」と不満を聞くことが多いのですが、その否定の言葉の根幹に守護さんやその方の慈愛を感じ流ことが多いです。
一応、霊視カウンセリングを仕事にした初期の頃のnote載せときます。
どんなことをしているのか?のイメージに。
↓
https://note.com/white_cube_1_/n/n213cdfab5ab6
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