脳内会議の議長になろう!【ばっちこい精神修行、脳内会議のルール】
ひとの根源的な欲求、幸せになりたい。
普段「〇〇したい」「〇〇だったらいいのに」と意識の表面に出てくる欲求から遡っていくと、みんなここに辿り着く。
私「お金は欲しい、でも働きたくない。って思って、自分でも矛盾してるなって思ってたの。だからどっちかを選ばなきゃいけないと思ってたんだけど、それだと選ばれなかった方は不満だよね」
ハイヤー姉「願望は、どれかを選ばねばならぬ局面もたしかにあるじゃろう。しかし、選ばれない方も選ばれない理由に納得せねば『なんでだよ!』と反発する。納得せぬものを無理に説得して事情を理解させようとすると、まるで敵対しているようになってしまう」
私「他人にそれされたら確かにガッカリするし反発したくなるよね」
ハイヤー姉「そなたは欲求たちにとってよき理解者であるべきじゃ」
この「よき理解者」という言い方。もしかしたら一般的にいう「自分を大事に」とか「自分自身を愛する」「自己肯定感」のことなのかもしれません。
私「まあ、いきなり自分を愛せ、とか無理だけどね笑」
ハイヤー姉「ほほほ、無理なことは要求せぬ。ただ、そなたの脳内を覗ける人間はそなたしかおらぬのでな。現実的に、そなたが最も理解者になりうる可能性が高いだけのことよ」
目次
脳内会議での「自分」の立ち位置
____さて、ここは混沌とした脳内の思考の渦の中。
会議室、どん!!
いくつもの欲求や意見がある中で、何を選んでもどれかが蔑ろになってしまう……そんな状態でどれかひとつを選ぼうとしても、納得のいく答えなんて出るわけがない。
その理由は単純。そもそも脳内会議のなかでの自分の立ち位置を見誤っているんです。
ハイヤー姉「そなたは意見を選ぶ立場ではない。意見を総括し、すべての意見を尊重する案を出す議長なのじゃ」
議長は誰かをエコ贔屓しません。なぜなら会議の場において、すべての意見たちは平等かつ公平だから。選ぼうとすること自体がナンセンス!……と、いうふうに考えるところから始めます。
【ポイント】
脳内会議において、
「自分」は議長の立ち位置である
私「議長…?そうか、脳内会議だもんね。場をまとめる司会進行役みたいなのは必要だね」
ハイヤー姉「よくある脳内会議の失敗例。こんな感じになっておらぬか?」
- 同じ思考をひたすらぐるぐるして疲れてしまう
- いろんな思考が衝突して「もう嫌!」と放り投げたくなる
- 自分の嫌なところばかりを挙げて落ち込む
- 改善点や今後の方針は思いつくけど実行できない
私(うげえ、心当たりしかないわ……)
ハイヤー姉「これらは、議長が不在時の脳内会議においてよく起こりうることじゃな。もしこうなっておるのならそなたが議長になれ。そして脳内会議を開催し、それぞれの意見を持つ思考たちを招集する立ち位置になれば良い」
というわけで、
ハイヤー姉「ここからは、我ら同系譜魂郡のうちの議長を役割をもつ存在に、その仕事の心得をお聞かせ願おう」
私「え、高次の存在にも議長的な立ち位置のものが……」使命ちゃん「こんにちはぁ!使命ちゃんだよ〜〜〜!」
脳内会議を上手に活用するなら、議長は必須!
私はこの議長としての役割は高次の存在「使命ちゃん(通称)」からやり方を学びました。
彼女は無数にいるハイヤーセルフたちをまとめる役割を持つ存在。ハイヤーセルフと一言で言っても実はものすごくたくさんの魂たちの集合体であるため、人間目線ではまるで複数人いるように見えます。それを考慮して、ハイヤーセルフたちのことを「同系譜魂群」※オリジナル用語と呼ぶことにしているのですが、使命ちゃんはその同系譜魂群のさらに一つ上の次元の視点を持つ存在なので、私が認識している中では最も高い位置、高い次元にいます。
使命ちゃん「ちゅーよぉ(中庸)♡」
私「……」
使命ちゃん「むっちむっち〜〜〜(無知の知)🎵」
私(大丈夫かなほんとに)
普段ちゅーよ、とか言ってるけど、本当は実力者のはずなんですよ、本当は。あんまりそう見えないところがまた彼女の良いところなんですけども。
使命ちゃん「使命ちゃん、むずかしいこと、わかんないよーぉ?」
私(絶対わかってる…!わかってるくせにとぼけてるだけだ…っ!)
彼女はあまりにも純粋なエネルギー体なので、人間から見るとまるで幼児に見えるんだとか。
使命ちゃん「使命ちゃんねえ、むずかしいことは分かんないの。だから、みんなの意見を聞いてもわかりやすく教えてくれないと分かんないの。使命ちゃんでも分かるように教えてちょうだい〜!」
固定観念や人間としての苦悩の外側にいる存在には、この世の常識を踏まえた発言や詳細を省いた説明ではあんまりピンとこないようです。少しでも省いて説明したり前提を飛ばして話すと、
使命ちゃん「え〜〜?どうしてどうして?それってどういうことなの?」
と突っ込んで聞いてきます。彼女に遠慮はありません。そこにあるのは純粋な興味だけ。こうやって理由を聞くのは、責める意図もなければ意見を誘導する意図もない。ただただ、彼女は知りたいだけ。
使命ちゃん「議長はねえ、みんなを引っ張るリーダーじゃないのよお。みんなに何を考えてるのか教えてもらって、不思議に思うところを『どうして?』って聞くことがお仕事なのよお」
議長になる、と聞くとまるで全ての自分たちを引っ張ってリーダーのような振る舞いをしなきゃいけないように感じるかもしれませんが、どうやらそうじゃないみたい。
【議長のおしごと】
- みんなが仲良くお話しできるように「協力してね」ってお願いしにいくの。
- もし協力しない子がいたら、会議の裏でこっそり「どうして協力したくないのか」を聞きにいくの。
- もしみんなが好き勝手に発言しだしたら「順番こだよ!」って大きな声で言うの。
- 協力してくれたり、正直に思っていることを教えてくれた子には「ありがとう」って言うの。
- みんなに会議でのお約束とルールを教えてあげるの。
使命ちゃん「どの意見も無視したり後回しにしたりしないの。使命ちゃんはみんなが大事で、みんなの味方なの」
私「じゃあさっきの『お金が欲しい』の欲求も『働きたくない』の欲求も、どっちの意見の味方もするの?」
使命ちゃん「うん。だって2人とも、自分を幸せにしたいって最終目標は一緒だもん。仲間だよ!だからね、まずは欲求同士にこう言うところからはじめようね」
私たち敵じゃないのよ。
一緒に最善を考えましょ!
脳内会議には、守るべきお約束がある
えーーーーちょっと良い感じの雰囲気になったところで私は敢えて人間臭いことを言うのが趣味でしてね。
私「とはいえ、ね?これまで散々衝突しあってきた者同士がいきなり仲良く〜、なんてちょっと現実離れしてるよ。それが簡単にできるほど人間って単純じゃないわ」
使命ちゃん「うふふ。仲良くするにはねえ、それぞれの思考のみんなにこれをお約束してもらうのよ」
①全ての意見は平等。発言の機会は公平に与えられる。
みんな公平で平等なの。強いも弱いもない、優れてるも劣ってるもない。偉いも偉くないもない。
だからみんなは順番に、言いたいことを発言できるの。
もし誰かが遠慮してたら、議長は「大丈夫、言っていいよ」って声をかけるの。
もし誰かが他の子の発言を遮ったり否定しようとしたら「ちゃんと聞いて!」って注意するの。
②質問には答える義務がある。そして質問する権利も持つ。
質問されたら、答えてね。
もしわからなかったら「わからない」って言っても大丈夫だよ。
質問は、誰かを責める手段じゃないの。自分がわからないことを教えてもらうことなの。
もし「わからない」って答えたら、議長は「じゃあ、一緒にこれから見つけていこう、みんなで一緒に考えよう」って言うよ
③この場にいる意見たちはみな仲間である
別々のことを主張してたらまるで敵みたいに見えるけど、みんな本当は「自分に幸せになってもらいたい」が目的なの。だから仲間だよ。
今はそのための手段が食い違ってるだけ。
脳内会議では、その目的のために「何が必要で」「どうやって手に入れるか?」をみんなで考えることが大事だよ。
④発言はすべて本音でなければならない。
あっ!お願いだから、嘘はつかないでね!
取り繕ったりしなくて大丈夫、ここにいるのはどうせ自分自身でしかないんだから!
正直に言おうね。
私「もしこのお約束を守れないとどうなるの?」
使命ちゃん「脳内会議が成立しなくなっちゃうの。困っちゃうよ」
議長はこのルールを守ることをそれぞれの意見たちに確認します。
ルールを守れないとそもそも話し合いにすらなりませんからね。建設的な脳内会議にするためには、各々の意見たちはこれらのルールを共通認識として持っていなければなりません。
ちなみに、脳内会議をしていて色んな思考が混ざり合って頭がぐちゃぐちゃになるのはそれぞれの意見たちが好き勝手に発言しているから。互いの権利を尊重しない状態になった時に議長が「こら!」を言わないと、会議は成立しません。
議長が「今は〇〇さんが発言する番です。他の子はそのあとね。順番ね!」と司会進行をしましょう。
「私とはすなわち、私たちである。
私たちとはすなわち、
私の側面の集合である」
「脳内会議のあるべき姿は、
すべての私たちが共存すること」
「私はどんな私も認めます。
どんな声にも耳を傾け、
誰ひとり、取りこぼさない」
「過去の私も、
現在の私も、
未来の私も、
別の世界のどこかの私も、
全員が納得しうる世界線へ
共に行こう」
使命ちゃん「じゃあ、議長になってみよ〜!あなたはみんなの意見を詳しくインタビューするのがお仕事よ!一緒にやってみよ!」
次のブログでは、脳内会議の流れと自己内観の際のポイント解説です。
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