己の身体と和解せよ①肉体を鍛える必要に迫られたスピ系人間のはなし
「体の使い方が下手」
______まさかハイヤー姉……肉体を持たない存在から、そんなことを言われるとは。
これは以前からずっと言われ続けていたことで、その度に「私は運動が苦手なんだよ!」と開き直っていました。
人には多かれ少なかれ、得意不得意があるものです。
不得意なことにかまけているほど、私の人生は長くない。得意なことにフルベットじゃ!
なあんて言ってるからよ。体の使い方が下手である弊害から、とうとう逃げられなくなりました。
……そう、腰痛です。
目次
人間は己の肉体から逃げられない
直接的なきっかけは、子供を出産したことでした。
抱っこ紐を使って歩いてみたら、100m歩けなかったんです。
アホほど腰が痛くて、腰骨と背骨が粉砕したかと思いました。外出して早々に体の異変を感じ、来た道を引き返してかろうじて家に帰りました。冷や汗、脂汗、激しい痛みに動悸……
後日、いつも通っている整骨院に相談したところ『そもそも腰を支えるための筋肉がない』と言われました。
私(筋肉が、ない……?)
身体の歪みとか産後の一時的なものとかそういう問題じゃなくて、そもそも筋肉が全体的に足りていないことが判明したのです。つまり、根本解決するには筋肉をつけるしかないということです。
私(筋肉をつけるということは、つまり、筋トレをするということ…?いやなんだけど……)
……だがしかし。代わりにベビーカーだけで生活できるか?と言われたら実際問題難しい。特に真夏は、ベビーカーの座面は日差しとコンクリートの照り返しでものすごい暑くなります。抱っこ紐の方がまだマシ。それに、私は諸々の事情があって車も自転車も運転できないため、移動手段は必然的に徒歩と公共交通機関しかないんです。
私(これはまずいっっっ!!!!)
ちなみに、高次曰く。2024〜2025年の私のテーマはこちら。
ハイヤー姉「身体と和解せよ」
______かくして、運動が嫌いなスピ系人間の肉体強化計画がはじまったのでした。
抜本的改革!己の身体と和解せよ
これまでダイエットをしようと思って筋トレしたことは何度もありましたが、そのときは三日坊主ですぐに忘れてやめてしまうのが毎回のことでした。
意欲はある、でも続けられるための環境とスキームがない。これは抜本的な改革が必要でしょう。そういうわけで、私はこれまでに選ばなかった選択肢を検討することにしました。
・お金をかける
・プロに教わる
・自宅ではなくジムに通う
特に重視したのは上の2つ。お金をかけるという行為によって「お金をかけるんだから、本気出すぞ」の後押し要素にしようと思いました。そして「プロに教わる」も今までやったことがありませんでした。筋トレの方法に関してはYouTube動画とか見れば良いのでは?とも思ったのですが、……ここで蘇る、ハイヤー姉さんに言われたあの言葉。
『そなた、本当に肉体の扱いが下手よの…』
……ハイヤー姉さんにそう言われるくらい下手ってことは、そもそもの基本ができていない可能性がある。
私(それにもっと基本的なことだけど、どこを鍛えれば良いのかわからないし、筋トレをしてみてもフォームが合っているのかわからない……!)
そういえば、筋トレしていても動画で解説している筋肉とは別の部位が痛くなったり、関節を痛めて続けられなくなったり……みたいなことが多かったのです。個別に「これで合ってますか?」を聞ける環境じゃないと、下手すりゃ腰痛悪化するかもしれないのでは?ということにも思い当たりました。まさに死活問題。
そういうわけで、抜本的解決に向けてまずはマインドセットをしました。
私「ばぶぅ!わたし、ばぶぅでちゅ!からだのつかいかた、よくわかんないでちゅ!ばぶぅにもわかるように、おしえてほしいでちゅ!!」
という気持ちで通うことにしました。恥?知らんそんなもん、持ってても役に立たないのでとっとと捨てます。
パーソナルジムに行くことにした
そういうわけで、まずはトレーナーさんに言いました。
私「なんもわかりません。分からないことがなんなのかもわかりません!でもとりあえず、抱っこ紐で10分歩けるのを目標にしたいです!」
……そう、生活がかかっているのです。まず真っ先に達成すべき目標はあります。抱っこ紐を使えるようになりたい、という、ね。
私「抱っこ紐を使うと腰が砕けるように痛くなります!歩けません!整骨院に行ったら『そもそも腰を支える筋肉がない』って言われました!どうしよう!」
恥も外聞もねえよ、こっちの切実な事情は全部ぶちまけろ。こっちは取り繕ってる場合じゃないのよ。
トレーナーさんは、じゃあここの筋肉を鍛えましょうね、と言って身体の図を描いて説明してくれたんですが、
私(腰痛を対策したいのに、鍛えるのは腰の筋肉ではなく脚と背中…?)
予想してた体の部位と、だいぶ違うところを言われました。ふんわりした不安感。いや、しかし。待て。ここで私は自分の知識や先入観を優先してはならない!
そもそも私は、自分の筋肉がどう動いているかを理解していないことに気づきました。
無知の知、以前の問題
いえ、薄々勘づいてはいたのですが、まさかこれほどまでに無知だとは思いませんでした。本っ当に無知だと、自分が無知であることすら気づかないものなんですねえ。人間としてこれまで生きてきたんだし、体を動かすことくらいフィーリングでできてるわ、と。
できていたら、今こんなこと(腰痛)になってないんですよ。
私「ばぶぅ!!私はばぶぅなので、プロのご指導に従うばぶぅ!!!!」
_____かくして、肉体操縦初心者の人間の筋トレプログラムは幕を開けたのでした。
『霊視のしごとの舞台裏』エッセイ漫画
商品紹介
「霊視のしごとの舞台裏2」エッセイ漫画同人誌
商品紹介
『高次の存在と世界に関する一考察』ブログ記事まとめ、考察本
商品紹介
『高次の存在と人生を俯瞰する一考察』ブログ記事まとめ、考察本
商品紹介
関連情報