箱白

池袋が苦手だけど克服したい。相性合わない土地にも遊びに行きたい実録①

 

『土地との相性』。スピリチュアル系の情報を見ていると、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

 

普段そういうことを気にして生活しているわけではないのですが、私にも行くとなぜか具合が悪くなる場所、というのがあります。理由は分かりません。分からないがゆえに、これはもう土地との相性が悪いと表現するしかない……そんな感じ。

 

私にとって、池袋がそれに該当します。

 

理由はわからないけどとにかく苦手なので、用事がない限りは行くことはありません。ただ、誤解しないで頂きたいのは、決して池袋のことが嫌いというわけではないし、その土地そのものが悪いというわけでもない、ということです。

 

なんなら池袋には素敵なお店やイベントがたくさんあるんですよ。行きたいところがたくさんあります。

 

だからこそ!私は、池袋を克服したいっっっ!

 

 

池袋攻略のための事前調査

 

自分の苦手と向き合うとき、独力で突撃するのは無謀です。

 

ここは先人の知恵をお借りするところでしょう!ってことで、早速SNSで募りました。

 

 

https://x.com/white_cube_1_/status/1899426855100489892

 

ここに、いただいたコメントを箇条書きにしてみます。

 

・オタク趣味だと煩悩と物欲が勝つ

・自分の好きなものにフォーカス

 

・綺麗で新しい建物から行こう

・まずは東口から。サンシャインの裏路地は避ける

・地上から攻める

 

・駅ではなく周辺の住宅街から入る

・あずま通りから行く

・メトロポリタン口に行く

 

・階層が上なら大丈夫説。下の方や地下は避ける

 

・適度にカフェで休憩

・拠り所を作る

 

基本方針

 

①無理はしない

まず大原則、無理はしない。動けなくなる前に「やばい?」と思った時点でその場から離脱。これを徹底します。最悪、途中で動けなくなったらタクシーで帰るつもりでスマホにはタクシーGOのアプリを入れて事前に登録しておきます。

 

②地上を歩く

過去に池袋(特に駅)に行ったとき、共通して苦しく感じたのは地下でした。なるべく地下には長居せずに、階段を見つけたらすぐに階上に上がること。これを意識します。

 

③看板を見ない

池袋に限ったことではないのですが、繁華街ではなるべく看板を見ないようにしながら歩いています。理由は単純で、情報量が多いから。チカチカした光に文字に派手な色に……視覚から情報が一気に雪崩れ込んで、脳で情報を処理しきれなくなってパンクしちゃうんですよね。池袋も繁華街で看板が多いので、なるべくそこに意識を向けないようにします。

 

 

 

第一回、池袋攻略当日。池袋ディヴィジョン。

_____さて、池袋攻略当日。

 

新宿駅、山手線のホーム。電車を乗り換えて池袋に向かおうする中で、私はふとこんなことを考えていました。

 

私(まだ、足りない。何かが足りないぞ、なんだろう?)

 

苦手意識から、私はここまで『対、池袋』の姿勢でいましたが、しかし。何か足りない。何が足りない?_____ああ、そうだ。『心の持ちよう』。足りないというよりは、今のままでは不適切、と言った方が正確かもしれません。

 

これはスピリチュアル分野でも自己対話でも対人関係でも似たようなことが言えますが、こちらが敵対する姿勢をとると、相手も敵対する姿勢になる。物事は、鏡写しである」……ということを思い出しました。

 

今の私は、ごりごりに対策を講じることで池袋を攻略し克服しようとしています。その姿勢は、友好的というよりはどちらかというと敵対的な姿勢です。

 

私(……でも、それならどうすれば?友好的な姿勢になれるもんならなってるよ、でもこちらが強い姿勢でいなくちゃ倒れるんだけど)

 

そんなことを考えながら電車に乗っていると、

 

ふと、

 

とあるワンフレーズが脳の裏側を通り過ぎました。

 

 

♪だんっだんっだんっ、

池袋ディヴィジョンッ!

\レペゼン池袋ぉ/♫

 

 

 

歌?!待って待って待って、なんか聞いたことあるなこれ?!なんだっけ、ラップの、アニメみたいな、音楽の。えーとえーと。

 

 

 

……さてここで、ご存知ない方にご説明いたしましょう。『ヒプノシスマイク』というラップ音楽とアニメカルチャーが融合したコンテンツが最近流行っています。日本の都市や街をモチーフにしたグループに分かれてキャラクターたちがラップと音楽で競い合う……という物語で、今脳裏によぎったフレーズは、ここに出てくる曲です。

 

その歌詞からわかるように、池袋をモチーフ?にしたグループがあるんですよ、たしか。iTunesで検索したらすぐに出てきました。聞きかじった程度の知識しかなかったのですが、その朧げな記憶がその瞬間に脳の引き出しからバッコーン!と飛び出しました。高次の存在、特に守護霊やハイヤーセルフ系って、こうやって人間の脳の記憶の領域に入って、情報の出し入れをするんですよね。それを人間目線で体感すると「なんか急に思い出した」とか「なんか閃いた」になります。

 

_____池袋ディビジョン。池袋をモチーフにしてキャラクターが生まれるのは、その土地が人から愛されている何よりの証拠です。こうやって、池袋に対してポジティブな気持ちを持って楽しい気持ちでその土地にやってくる人がたくさんいる、という事実。自分が苦手意識もっていることばかりに気を取られて、大事なことを見落としてないか?そう、小手先の対処法よりもっと先に必要な指針があったじゃないか。

 

そう、リスペクトだ!

 

 

 

土地へのリスペクト

 

『リスペクト』。漢字で書くなら、敬意。

 

このリスペクトという考え方は、奇しくも、霊障や苦難と相対するときに、全ての自分の行動の土台とした考え方でもありました。相手への敬意、対象への敬意。どれほど自分が相手に苦手意識を抱いていても、相手にだってこれまで積み重ねてきたものがあり、思想があり、哲学がある。

 

相手を愛することが難しいときでも、相手が持つバックグラウンドへなら敬意を持つことができる、はず。この考え方の対象を、土地にも応用できるのではないか?

 

 

だんっだんっだんっ、

池袋ディヴィジョンッ!

\レペゼン池袋ぉ/♫

 

のフレーズから始まる曲を電車の中で聴きながら、自分がとるべきスタンスを固めました。ありがとうヒプノシスマイクの池袋の3人の方。あなた方から物事へのリスペクトを思い出しました。

 

池袋は多くの人が自分の趣味や余暇を楽しむために来る場所です。なら、私もこの攻略を楽しむ視点で臨もう。これが私なりの、土地への敬意だ!と思うことにしました。

 

 

現地での気づき

 

この日の池袋攻略は、サンシャインのショッピングモールをぶらぶら歩いてお店を見てまわりました。可愛いお洋服がたくさん売ってて、見ていて可愛い!

 

 

と、思っていたら。

 

 

鏡に映り込む自分が目に入りました。

 

 

 

私(うわっ、暗っっっ?!?!)

 

 

可愛くてキラキラな服がいっぱい並んでるのに、私、色彩が暗い!!!!普段、そこまでビビッドな色彩の服を着ないのですが、その時ばかりは自分の格好の色彩の乏しさが気になりました。休日の池袋に、この服装は合わない!よく見れば、周りの人は、みんな可愛い服で色彩豊かです。

 

_____昨今では、周りのことなんて気にすんな、が考え方として流行りです。しかし、それとは別でTPOって大事だよね?!何より、鏡に映った自分を見て気分が下がるのはきつい。

 

そういうわけで、お店に入って服を手に取りました。普段は着ないような、透け感のあるトップスと丈の短いインナー。

 

ひぃええええっこんな肌が見える服なんて普段着ないよおおお、と思ったのですが、左右をくるりと見渡すと、店員さんやお客さんはみんなもっと短いスタートでキャミソール姿。私がいま手に持って買おうとしている服よりも露出度が高いです。これを選んで着ても、多分、浮かない。

 

 

 

 

試着室でサイズを確かめてから、レジ直行。その場でタグを切ってもらいました。

 

 

 

 

 

 

私「_____馴染んだ!!?この場に!馴染んだ!!!!」

 

 

ガラスに映り込む自分を見ても、(体型とかは気になるけど)全体的な雰囲気は馴染みました。うん、休日の池袋っぽいぞ!

 

ちょっとだけ、池袋への苦手意識が薄れたかもしれません。さすがに長居するのは疲れるので1時間くらいで帰路に着きましたが、とても大きな一歩だったように感じます。

 

 

思い出す、渋谷に行く時の自分のこと

 

そういえば、私は学生時代は日常的に渋谷に行っていました。渋谷も結構情報量の多い繁華街ですが、なぜか歩けるんですよね。なんでだろう?慣れ?と思ったのですが、渋谷に行き始めた当初、私はこう考えていました。

 

「土地に馴染もう」と。

 

それまではずっと制服でメイクもしない、オシャレとは無縁の生活だったのですが、渋谷に行くにあたってまず最初にしたことが「身につけるものをその土地に合ったものに変える」でした。渋谷の街を歩いていて不自然でない格好をしよう、ということで、化粧品一式を買ってみたり、普段着とは違う毛色の服を買ってみたり。もちろん、他人の目を気にするというわけではなく、あくまで「自分自身が、自分のことを見てその土地に似合うと感じられるように」というのが主です。

 

それが良かったのか?そういえば、土地からの疎外感や浮いた感じはありませんでした。このことも「土地へのリスペクト」の文脈でも説明することができそうです。

 

____仮に、自分がもし「土地」の立場だったら?自分と馴染もうと健気に努力している人間を、邪険にしたり排除しようとはしないでしょう。多くの人が集まって栄えている土地なら尚更。あ、これは土地の気持ち(?)の代弁ではなく、あくまで私自身の思考法の話ですが。

 

なんにせよ、土地へのリスペクトを服装で表現することで居心地がかなり改善したのは特徴的でした。次の攻略のときも、服装には気をつけてみようかなと思います。

 

 

 

 

 

第一回池袋攻略

本日の学び「土地へのリスペクト」

 

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